政治【政論】菅の菅による菅のための政治+(1/3ページ)(2011.7.14 01:04

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【政論】
菅の菅による菅のための政治

2011.7.14 01:04 (1/3ページ)

 東日本大震災をきっかけに、被災者への連帯を示すため米国から日本へ帰化を決意した日本文学研究者のドナルド・キーン氏の代表作の一つが伝記「明治天皇」だ。その明治天皇は、政府の基本方針「五箇条の御誓文」で神前にこう誓った。

 「官武一途庶民に至るまでおのおのその志を遂げ、人心をして倦(う)まざらしめんことを要す」

 国民それぞれが意思を遂げられるようにし、やる気を失うことのないようにするという政治の要諦が説かれている。一方、菅直人首相はこれと正反対を行く。

 野党どころか自ら任命した閣僚や民主党執行部からも早期退陣を求められ、官僚も首相の下では働けないと面従腹背だ。首相が居座っていては復旧・復興は進まないというのは党派を超えた共通認識ですらある。

 内閣支持率は15~16%と地を這(は)うようで、国民も菅政権に倦み疲れている。首相は「私の顔が見たくないなら法案を通せ」と恫喝(どうかつ)したが、首相の顔など勘弁という人で巷(ちまた)はあふれている。

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