短期間で養子縁組み準備か
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短期間で養子縁組み準備か

7月14日 12時39分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

臓器売買を巡って東京の医師が逮捕された事件で、この医師が新たに逮捕された暴力団組長から紹介された提供者の男と初めて会ったのは、うその養子縁組の僅か10日ほど前だったことが分かりました。警視庁は移植を焦る医師が短期間で準備を進めたとみて、14日午後にも再逮捕する方針です。

東京・江戸川区の内科医師、堀内利信容疑者(55)は去年7月に愛媛県の宇和島徳洲会病院で腎臓の移植手術を受ける際、提供者を紹介された謝礼として800万円を支払った疑いがもたれていて、警視庁は14日午後にも臓器移植法違反などの疑いで再逮捕することにしています。この事件で堀内医師から謝礼を受け取ったとして、住吉会系の暴力団組長坂巻松男容疑者(70)ら4人が13日、逮捕されました。調べに対し坂巻容疑者は容疑を否認しているということです。堀内医師は、腎臓を提供した堀内竜哉容疑者(21)と去年6月にうその養子縁組を行ったうえで、病院側には6年ほど前に知り合って親子関係にあると説明していましたが、警視庁のその後の調べで、2人が初めて会ったのは養子縁組の僅か10日ほど前だったことが分かりました。その直前には妻の則子容疑者(48)が千葉県市川市の駐車場の車の中で竜哉容疑者と面会し、採血を行って臓器が適合するか検査に出していたということです。警視庁は移植を焦る堀内医師夫妻が短期間で準備を進めたとみて調べています。