「日本っていいな。」日本の素晴らしさを再確認してみませんか?
毎週木曜よる9時放送 テレビ大阪発 全国ネット
この番組は、和に関する様々な物事を取り上げ、日本の良さを伝えていきます。
日本人なら知っておきたい、大切に受け継がれてきた“モノ”。それは文化だったり、人情だったり、道具だったりしますが、それらを支える人々やしきたりなどを知り、日常生活や旅先で、日本をもっと楽しめるようになろうという番組です。映像はひたすら上質に“美しさ”を追求し、その中に遊び心をふんだんに盛り込んでお送りします。
次回の放送
2011年7月14日(木)放送分
「誰も知らない町工場のすごい職人さんを探してみた」
もの作りニッポンの原動力、町工場。
技の宝庫というべき町工場を訪ねて見つけたすごい職人さんたちをご紹介。
東京には町工場が大小合わせて約4万軒。その中から、金属やプラスチックの加工工場が多く集まる葛飾区や、船の往来が盛んで材木やパルプなどが運ばれ、古くから印刷や製本業で栄えてきた荒川や隅田川沿いの周辺、東京一工場が多い大田区などで、「すごい職人さんは、いませんか?」と探してきました。もの作りニッポンを支えた誰も知らない町工場の職人さんたちの驚きの技をご紹介します。
◆葛飾区エリア
葛飾区にお住まいの方々に「誰も知らない町工場の職人さんを知りませんか?」とインタビュー
○東京金属工業
昭和26年創業。創業から50年にわたりペンのクリップのみを製造しています。
こちらにもすごい職人さんがいました。
その方は職人歴34年の樫尾さん。クリップの検品を誰よりも素早く、正確に行うことができるのです。
○後藤彩色所
職人歴52年の後藤さんは、金属の型やスプレーガン、筆などを使って塗装する“彩色屋さん”と呼ばれるすごい職人さん。特に筆を使って人形などの細かな部分まで彩色できる人は、全国でも数名しかいないと言われています。
ここで問題。彩色屋さんが塗っていた誰もが見たことがある物とは何でしょうか?
◆荒川・足立エリア
○荒川製本所
職人歴50年の荒川さんは、ノートを縫い続けて50年。今まで塗ったノートの長さはなんと日本一周分!
ここで、大学ノートにつきものの罫線を引く、東京には一軒しかない「罫引き屋さん」を教えていただきました。
○井口罫引所
職人歴44年の井口さん。日本に数台しかないという罫引きの機械を使い1枚ずつ印刷しています。後継者はおらず、井口さんの代で工場を終えるそうです。
◆大田区エリア
東京で一番町工場が多い場所。
○中島産業株式会社
大正4年創業のこちらでは、“鍛造(たんぞう)”という仕事をしています。鍛造とは叩くことで金属の中にある余分な気孔などをなくし、より強度の高金属に仕上げます。大田区に一つしかない巨大ハンマーを使った、5人1組の息の合った連携プレーです。
○協福製作所
若い職人さんが活躍するこちらでは、コンテナにある物を積み込むのに役立つ機械を作っています。それは一体何でしょうか?
など、町工場の知られざる職人さんの技をたっぷりご紹介します。
【季節の炊き込みご飯】
今回は“アジの炊き込みご飯”
【出演】
地井武男、萬田久子、東貴博、山田五郎、井森美幸
【進行】
増田和也(テレビ東京アナウンサー)