ドナーの男「借金帳消しの代わりに臓器提供」(07/14 08:00)

　医師と暴力団組長らによる臓器売買事件で、医師に臓器提供したドナーの男は、「借金を帳消しにしてもらうために受けた」などと供述していることが分かりました。

　ドナーとなった堀内竜哉容疑者（21）は、住吉会系暴力団組長・坂巻松男容疑者（70）らからの指示で、医師の堀内利信容疑者（55）とうその養子縁組をして腎臓を提供した疑いが持たれています。その後の警視庁への取材で、竜哉容疑者は、臓器提供を引き受けたことについて「借金を帳消しにしてもらうため」などと供述していることが新たに分かりました。当時、竜哉容疑者は坂巻容疑者の関係者に数十万円の借金があったということです。警視庁は坂巻容疑者らから詳しい事情を聴くとともに、堀内容疑者と妻について14日にも再逮捕する方針です。