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菅首相は自己中会見 脱原発表明

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 菅直人首相は13日夕、総理官邸で会見し、今後の国のエネルギー政策について「原発に頼らない社会を目指すべきと考えるに至った」と述べ、脱原発依存を進める考えを示した。しかし、退陣を表明した首相のもとで国のエネルギー政策転換が進む見通しはない。「歴史が判断する」という言葉を好む首相らしく、将来を見据え、最初に脱原発を口にした首相として歴史に名前を刻みたいという自己中心的な思惑がのぞいた。

 菅首相は「原発事故が起きた時、私が総理の立場にいた。この大きな事故を経験して見直しを提起するのは、その時代の総理の責任だ」と反論する一方で、「私が責任を持っている間はやるが、私の段階ですべてできるとは思っていない」と無責任さを露呈。原発へのストレステスト(耐性検査)実施で今夏以降の電力供給の厳しさが予想されるが、「十分に供給は可能」と強調。再稼働を認める可能性も言及したが、具体策は語らず、国民にもさらなる節電への協力を求める甘えをみせた。

 この日も退陣時期は明言しなかったが、内閣支持率が2割を切り、民主党執行部から来月上旬の代表選実施案も浮上するなど、首相の続投カードはだんだん消えつつある。脱原発解散の可能性も「一切ない」と否定したが、会見を見た与党議員の1人は、「脱原発は、総理のおもちゃじゃない」と批判した。

 [2011年7月14日8時56分 紙面から]


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