西田繁三さん89歳(にしだ・しげぞう=「第五福竜丸」を建造した船大工)12日、老衰のため死去。葬儀は16日午後1時、和歌山県古座川町高池5のセレモニーホール古座川。自宅は同県串本町古座237。喪主は長男孝史(たかし)さん。
1954年3月1日に米国がビキニ環礁で実施した水爆実験で被ばくしたマグロ漁船「第五福竜丸」の建造にかかわった8人の船大工のうち最後の生存者だった。伝統祭礼「河内祭の御船行事」(国重要無形民俗文化財)で披露する古座獅子舞の舞い手でもあった。
毎日新聞 2011年7月14日 2時32分