司会やリポーターとして活躍したタレントの宮尾すすむ(みやお・すすむ 本名山口進=やまぐち・すすむ)さんが12日午後2時56分、肺炎のため都内の病院で亡くなった。77歳だった。宮尾さんは6月中旬、体調不良を訴え、入院。検査の結果、食道がんが発見された。家族には余命3カ月が宣告されていたが、本人はがんに侵されていることを知らぬまま、入院生活を送り、先週末になって容体が悪化、帰らぬ人となった。
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顔の前に差し出した右手のひらをアゴに乗せ、「ハイッ!」と叫びながらとる決めポーズで人気を呼んだ名リポーターががんに倒れた。
宮尾さんは6月中旬、食事中、ものがのみ込みづらいと体調不良を訴え、そのまま緊急入院。入院後は意識不明となり、精密検査の結果、食道に大きながんが見つかったという。その時点で治療は困難な状態だった。
都内で会見した長男でタレントの山口雅史(35)は、医師から余命3カ月と宣告されたが、「本人の意識があったりなかったり、そこまでの話は…」と宮尾さんには伝えなかったという。
その後も意識の混濁状態が続き、先週末になって容体が悪化。11日に危篤状態に陥り、12日午後、山口とその妻に見守られながら帰らぬ人となった。
宮尾さんは1934年3月8日に旧満州(現中国東北部)生まれ。敗戦後、鹿児島県阿久根市に引き揚げ、洋服店などを経営したのちに上京。漫談家の宮尾たか志に師事し、歌謡ショーの司会を務めるなどしていた。
その後、宮尾さんの母のクセをまねた「ハイッ!」の決めポーズとともに、テレビ朝日系「モーニングショー」で全国の経営者を訪ねる「ああ日本の社長」コーナーや、フジテレビ系「スターどっきり(秘)報告」でリポーターを務め、全国区の人気を集めた。
07年5月には、乗用車を運転中に、急性硬膜下血腫を発症したが回復後は腰痛を抱えていたものの、大きく体調を崩すことはなかったという。仕事では、09年にパーティーで、山口と親子で司会を務めたのが最後となった。
私生活では、94年に脳出血で亡くなった妻・明美さんとのおしどりぶりで知られ、山口も「父と母は本当に仲が良かった。父は母に会いたがっていた」と涙。名物リポーターは愛妻の待つ天へ静かに旅立った。
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