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福島産牛セシウム検出、藤沢で基準値6・5倍/神奈川

2011年7月13日

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 福島県南相馬市から都内の食肉処理場に搬入された食肉用牛から国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超す放射性セシウムが検出された問題で、藤沢市保健所は12日、同じ農家から市内へ出荷された牛肉についても基準値を超えたと発表した。暫定基準値の約6・5倍となる3240ベクレルが検出された。

 藤沢市保健所は同日、売られずに店舗で冷凍されていた肉の一部(2・3キロ)を採取し、横浜検疫所輸入食品・検疫検査センター(横浜市金沢区)で放射線量を測定した。

 藤沢市保健所によると、牛1頭分に当たる約305キロを藤沢市内の食肉販売店1店が仕入れた。305キロのうち73キロは6月3日から7月8日までに、この店舗で小売りされた。124キロは都内の2店のほか、川崎市と相模原市のそれぞれ1店に卸売りされた。

 305キロのうち、藤沢の店に108キロ、川崎の店に60キロが売られずに残っているという。

 横浜市では6月24日、小売業者1店(南区)が63・6キロ分を購入していた。市が7月11日に同店を調査したところ、すでに52・2キロ分が精肉として一般の消費者に売られていたという。

 同じ牛の肉を静岡市が調査したところ、暫定基準値を超える放射性物資が検出されている。横浜市食品衛生課は「静岡がすでに汚染を確認しており、横浜の食肉も基準値超えだったと推測される。この牛肉について横浜独自の検査は考えていない」と説明。同店に対し、残る11・4キロ分は販売しないよう指示を出している。

 また、9日には南相馬市の別の農家から横浜市中央卸売市場食肉市場に入荷した牛14頭について検査したが、暫定基準値を超える数値は出なかったという。

 相模原市では76キロ分が流通。市保健所によると、2店の小売店(いずれも南区)がすでに計71キロ分を販売済みで、飲食店1店(南区)が5キロ分を店の料理で客らに出したという。

 川崎市健康福祉局によると、問題の牛の肉は同市内で販売されていないという。

 県食品衛生課は「暫定基準値を超えた牛肉を食べたとしても健康に問題はない」と判断している。

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