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　サザンオールスターズの桑田佳祐（５５）が東日本大震災から半年となる９月１０、１１日に宮城県宮城郡の宮城セキスイハイムスーパーアリーナでライブを行うことが１３日、分かった。桑田にとっては昨年８月の食道がん手術以来、初めてとなる本格的なライブステージとなる。闘病中、ファンの声援に勇気づけられたという桑田は、「今度は私からの恩返しの気持ちを込めて、東北の地に歌を届けたいと思います」と被災地を本格復帰の第一歩とし、歌で復興を後押しする。

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　桑田が本格復帰の場に選んだのは、復興にまい進する宮城だった。震災直後、被害の大きさにショックを受けたが、やはり歌で被災者を勇気づけるのが一番という結論にたどり着いた。昨年、食道がんを患った際にもらったファンの声援に感謝し、今度は逆に、東北の人々に前向きな気持ちを届ける。

　「未曽有の震災を前にして、“音楽”にどれほどの力があるのか悩んだ時もありました。けれど、自分にできることはやっぱり音楽しかありません。今度は恩返しの気持ちを込めて、東北の地に歌を届けたいと思います」と被災地に向けて熱いメッセージを送った。

　震災以降は所属事務所のアーティストと協力し、「チーム・アミューズ！！」を結成し、チャリティー曲「Ｌｅｔ‘ｓ　ｔｒｙ　ａｇａｉｎ」をリリース。５月には仙台のＦＭ局から生放送に出演するなど、被災地への思いを募らせていたが、それがライブという形で結実する。

　本格ライブは、昨年３月１３日に日本武道館で行った「桑田佳祐の音楽寅さん」ＤＶＤ発売イベント以来。今年２月、福岡と神奈川県茅ケ崎市で行ったソロアルバム試聴会で生歌を披露したが、時間の長いステージをこなせる体力も戻ったことで、がん闘病のために中止したツアー地の一つ「‐スーパーアリーナ」で復活の第一声を上げることになった。

　ライブのタイトルも自身の今後と復興を重ねるように「宮城ライブ〜明日へのマーチ！！〜」と名付けた。８月１７日に発売するトリプルＡ面シングル「明日へのマーチ／Ｌｅｔ‘ｓ　ｔｒｙ　ａｇａｉｎ〜ｋｕｗａｔａ　ｋｅｉｓｕｋｅ　ｖｅｒ．〜／ハダカＤＥ音頭〜祭りだ！！Ｎａｋｅｄ〜」を引っさげ、被災地へと歌と笑顔を届ける。