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2011年07月13日(水)更新

  • 松山市の裏金問題で特別委が異例の非公開

松山市発注工事をめぐる裏金捻出疑惑で市議会の解明調査特別委員会はきょう、孫請社長を参考人招致しました。

しかし、その意見聴取はまさかの非公開となりました。

議員の声「茶番劇なことするな」「なんの解明委員会ぞ」「茶番劇ぞよ」「休憩はいたしません」非公開の決定に賛否両論の松山市議会・解明調査特別委員会。

この疑惑は、松山市の発注工事をめぐり孫請会社の社長が市の元職員の指示で工事代金から裏金を捻出し、そのカネが政治資金として稲葉副市長に渡っていると証言しているもので、市の元職員は孫請会社の社長を名誉毀損で告訴、稲葉副市長は全面否定しています。

全会一致で決めた孫請会社社長の参考人招致で疑惑の解明が進むのではと期待されたきょうの解明調査特別委員会。

しかし、突然、委員長から動議が…。

宇野浩委員長の説明(抜粋)「参考人が今までの報道において公表している利害関係者や会社名等の実名が出ることを考慮しますと、(証言が)名誉毀損のおそれにあたることが考えられます。

それでは直ちに採決いたします。

秘密会を開くことに賛成の議員の挙手を求めます。

はい挙手多数であります・よって本日の参考人からの意見聴取につきましては秘密会とすることに決定いたしました」。

秘密会、つまり非公開での審議を決定。

松山市議会では1977年3月以来、およそ35年ぶりという異例の事態です。

それぞれの反応は…梶原時義議員「この問題を積極的に解決するという意志が弱いと思う。

特別委員会自体に」。

松岡芳生議員「(Q・公開にしたほうが今後の真相解明につながる?)私はそう思います当初からオープンしてやるべきだというスタンスですから」。

一方、秘密会を決定した宇野浩委員長は…「ただ知る権利をどこまでも進めてもいいのかということはあります。

本人が刑事告訴されているということも十分踏まえて市議会としてどう対応するのか考えなくてはいけないと思います。

(Q・知る権利よりも優先すると)そうですね」と説明しました。

参考人招致の中では孫請会社社長が市の元職員の指示で7件の発注工事で5000万円の裏金が政治資金化して稲葉副市長に渡ったときいているとあらためて証言、市の元職員を参考人として呼ぶべきと主張したと見られています。

なお次回開かれる委員会も参考人招致に関する議事については非公開が決まっています。

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