こうした中、松山市は外部の専門委員の答申をまとめた調査結果を議会に報告し、「不正な公金支出はなかった」と結論付けました。
しかし、専門委員の1人は、「答申内容を市がねじまげている」と批判し、調査のやり直しを求めました。
松山市の下水道政策課長の説明「公金の不正な支出の事実はなかったことが確認され、調査目的が達成できたことから、調査委員会などにおける調査は終了したと考えている」。
きょうの特別委員会で市側は、外部の専門委員4人から出された答申について、「不正な公金支出がないことが確認された」と説明し、調査の終了を宣言しました。
今後は、孫請け会社の社長や市の元職員に対し、任意で聞き取りを行なうと説明しています。
市の報告に対し、出席した議員からは専門委員の答申内容を市がねじまげているという指摘が・・・梶原時義議員「4人の先生の意見を聞いて市が勝手まとめただけ、あなたたちが。
まったく違う意見になっている」。
松岡芳生議員「こんなものが市の統一見解としてまじめに答申をしてくれた先生方に対するこれが答えですか?」。
委員からの意見に対し渡辺滋夫公営企業管理者は「我々が調査した範囲については4人の先生が問題なかったという結論をもらったので調査委員会、調査チームの調査目的は達成しました」と説明しました。
しかし、専門委員の1人、薦田伸夫弁護士は・・・「(Q・4人の委員全員が問題ないと結論付けたと報告されたが)それは全くの誤りです。
私の意見書を読んでそんな風に読める人はいないと思います。
中立的な第三者機関で徹底的な事実解明を行なうべきだというのが私の意見書の骨子だがそれがねじまげられて…」と指摘。
薦田委員は、市民が納得できる疑惑解明には至らないと批判し、野志市長が腰を据えて疑惑に答えるべきだと話しています。