2011年5月20日 13時29分 更新:5月20日 13時33分
秋田県の大館市立第一中学校(菊地俊策校長)で、2年生の担任2人が東日本大震災の義援金を納めない生徒計20人分の名前を、それぞれの教室の黒板に掲示していたことが20日分かった。
同校によると、義援金は生徒会が企画。11日から17日午前まで任意で1人200円以上の寄付金を募った。締め切りを過ぎた17日午後、担任2人がそれぞれの担当学級で寄付をしていない生徒計20人の名前を黒板に張り出したという。18日に保護者からの抗議があったため外した。
菊地校長は「懲罰という意味ではないが、配慮が足りなかったと思う」と話した。県教委義務教育課は「配慮に欠けており、好ましくない」と指摘している。【野原寛史】