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[政治]ニュース
アジア五輪評議会出席の北朝鮮代表団入国 高まる懸念、拉致家族「強い怒り」
2011.7.13 22:36
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入国問題は以前にも浮上した。昨年2月、女子サッカー東アジア選手権で、北朝鮮代表の入国に当時の中井洽(ひろし)拉致問題担当相らが反対。入国は認められたが、北朝鮮側が「敵視を謝罪すべきだ」と政治問題化し、参加しなかった。
今回、「総会出席に限る」と活動が大幅に制限されながらも代表団が来日したのはなぜか。拉致被害者支援組織「救う会」会長で東京基督教大の西岡力教授は「韓国やロシア、米国からまとまった支援を得ることに失敗し、日本に目を向けざるを得ない状況がでてきた」と指摘する。
代表団の入国に際し、北朝鮮外務省の日本担当者が「日朝関係改善の雰囲気づくりにつながるよう期待している」と述べたとされ、西岡教授は「日本の制裁を緩めさせ、支援を得るための一環だ」と分析する。
これを裏付けるように先行して11日に入国した代表団のソン・グァンホ団長は共同通信の取材に「日本は敵視政策を一日も早くやめるべきだ。(交流再開は)日本が過去の清算をした後にやるべきだ」と日本側を牽制(けんせい)する発言をした。
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