グリーンピース幹部ら二審も有罪 鯨肉窃盗、被告側控訴を棄却調査捕鯨の鯨肉を盗んだとして、窃盗罪などに問われた環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」の幹部佐藤潤一被告(34)と元メンバー鈴木徹被告(44)の控訴審判決で、仙台高裁(飯淵進裁判長)は12日、懲役1年、執行猶予3年とした一審青森地裁判決を支持、被告側の控訴を棄却した。 弁護側は「調査捕鯨の鯨肉横領を告発するための正当な行為」と無罪を主張したが、飯淵裁判長は判決理由で「(鯨肉横領の)調査の手段が他人の権利を害する以上、正当行為でないことは明白だ」と指摘した。 その上で「目的達成のためには手段を選ばない独り善がりと言える動機にくむべき余地はなく、反省も十分ではない」と述べた。 【共同通信】
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