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被災地ATMから盗み 少年逮捕

7月13日 20時49分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

宮城県石巻市で、津波で大きな被害を受けたコンビニエンスストアのATM=現金自動預払機からおよそ1300万円を盗んだとして、19歳から18歳の少年5人が警察に逮捕されました。

逮捕されたのは、宮城県石巻市などに住む19歳の解体作業員や18歳の会社員など少年5人です。警察によりますと、5人は、東日本大震災の地震が起きた3月11日から被害が明らかになった3月21日までの間に、津波で大きな被害を受けた石巻市渡波地区のコンビニエンスストアに忍び込み、店内のATMをバールやハンマーで壊して、現金およそ1300万円を盗んだ疑いが持たれています。警察の調べに対し5人は容疑を認め、「盗んだ金は遊びなどに使った」と供述しているということです。警察によりますと5人は遊び仲間で、このうち3人は、自宅が津波で被害を受けたということです。宮城県内では、被災した店舗に設置されたATMから現金が盗まれる被害が相次いでいて、警察によりますと、これまでに20件、被害額は合わせておよそ1億8000万円に上っているということです。