自民党県連(細田博之会長)の第50回定期大会が10日、松江市内のホテルであった。出席した谷垣禎一総裁は「来るべき解散総選挙でなんとしても勝利を収め、やっぱり自民党だと言っていただけるように持っていかないといけない」と述べ、東日本大震災の復興や福島第1原発事故の収束に追われる菅政権の責任追及と政権奪取への決意を示した。
谷垣総裁は政府が進める震災復興に触れ「協力すべきことは協力しないといけないと思っている」と語った。一方、「3月11日で日本はすっかりだめになってしまったと次世代に言うのか、みんなでもう一回いい日本を作ったと言えるのかどうか」と、約550人の出席者に政権交代への熱意を語った。
また、大会では細田会長を再任し、福田正明県議を新幹事長とする役員人事を正式に決定。次期参院選についても、人選の方法や候補者選定の時期について近く決める方針を承認した。【曽根田和久】
毎日新聞 2011年7月12日 地方版