農家の肉牛 8都道府県で消費か
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農家の肉牛 8都道府県で消費か

7月13日 13時45分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

福島県南相馬市から東京の食肉処理場に搬入された食用の牛から、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、同じ生産者から搬入された別の6頭の牛の肉のうち、合わせて370キロ余りが、東京、神奈川、愛知など8つの都道府県の21店舗で販売されていたことが、東京都などの調査で分かりました。東京都によりますと、消費された可能性があるのは、東京、神奈川、愛知、北海道、徳島、高知、静岡、大阪の合わせて8つの都道府県です。

この問題は、今月8日に南相馬市の生産者から東京の食肉処理場に搬入された食用の牛11頭から、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたもので、東京都などは、同じ生産者から、5月と先月に東京と栃木県の食肉処理場に搬入された別の6頭について、販売先の追跡調査を進めていました。その結果、6頭の牛の肉は、卸売業者から、最終的に11の都道府県の食肉店や飲食店に販売されていたことが分かりました。このうち、東京や神奈川、愛知など8つの都道府県にある、食肉店や飲食店など21の店舗で、合わせて370キロ余りの肉が店頭で販売され、消費された可能性があるということです。販売されずに店で保管されていた肉については、東京都などが放射性物質の検査をしたところ、すでに検査が終わった4頭の肉から、それぞれ、国の暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルの、4倍から7倍に当たる放射性セシウムが検出されています。東京都などは引き続き、販売経路の調査や、保管されている肉の放射性物質の検査を行うことにしています。