ごきげんようございます、エイチシーです。 ここはカオスラウンジです。 薄暗く、空気が淀んでいます。 本日来場した目的は、ぼくの絵が素材に使われている作品の展示が ここで行われているためです。会場に入ってすぐ左手にありました。 梅沢和木氏・ARiKEM氏の手がけた、3m×6mの大作です。 前評判どおり、確かになかなか迫るものがある作品です。 ただ会場で関係者にお話をうかがったところ、 キュレーターの黒瀬氏が無許可で販売を視野に入れた展示を考えているらしいことや、 ※カオスラウンジ実行委員会よりメールを受け、上記一文についての追記記事を書きました。 2010.12.14) 権利者各位への展示許可の申請が搬入1日前だったこと、 完成品の見本が展示が始まってから公表されたことは不服だったので、 販売不許可の意志表示としてミッキーマウスのシールを左右1枚ずつ貼っておきました。 (貼り剥がしが簡単で、作品をきずつけることがない優れものです) 企画展示カオスラウンジが、日本のアウトサイダーな作家・作品たちを新たに受け入れ、 全く新規な価値観を擁立した活動と躍進の場を提供するムーブメントになっていくか、 ただそれらをぞんざいに消費して、使い捨てにしていくだけの既存の発展性の無い 新興アート・アート事業と同じ道を辿っていくかは、 絵を描いて生きている者の一人として注目していきたいです。 会場のフリーペインティングスペースの模造紙に絵を描きました べりっ! 無断での販売や素材としての二次利用を拒否する意志表明として、 作品を切り取った痕跡だけ作品として置いていくことにしました。 作家のサインからも二次利用からも開放され芸術の海へ放流されていく人魚の図 絵を描いてたら会場で知り合った絵描きさん達からりんごやドーナツをもらったので、 よくわからない暖かい機械の上にちぎった紙袋でテーブルクロスを敷いてランチにしました。 フォークとナイフがなかったので描きました。 このドーナツ、穴がない!いつのまにか19世紀中頃以前に タイムスリップしてしまったのかもしれません。 ミカンももらいました。ミカンの皮は着色に利用したり、 貼りつけてコラージュに使ったり、名前を描いて名刺にしたり、とても便利でした。 会場で名刺を作っているひとがいました。(日本の若いアーティストはみんな貧乏です。) 緑の爪のアーティストにポストカードをいっぱいもらったので、 全部分解して名刺に利用しました。(日本の若いアーティストはみんな貧乏です。) つかさがつかさに囲まれてつかさを吐き出している立体作品がありました。 瞳が点滅発光しています。薄暗い会場内の照明と合わさり非常に魅力的でムーディーです。 Leikaさんという方の作品です。 吸い込まれそうな瞳で、きもちよくなってきました。性的な気分になります あっ、「L.H.O.O.Q.(彼女は性的に興奮している)」! 若者のデュシャン離れはなはだしい昨今、 なんだかかえって新鮮な感動を覚えます。 会場の床に広がる模造紙の中心辺りに、ミッキーマウスを使って絵を描きました。 この作品の著作権は一部を除き全てウォルト・ディズニー社へ帰属します。 ウォルト・ディズニー社からの勧告があった場合、作品の写真公開を終了します。 もちろん販売は不可能で、上から塗りつぶされるか、カオスラウンジ終了後に破棄されること になるかと思います。 この作品を気に入ってご所望くださる方は、会場に赴き、赤いデコレーションシールの外周に 沿ってカッターなどでご自由に切り取り、お持ち帰りください。 【新しい】カオスラウンジ【自然】の開催期間は今月19日(日曜日)までになります。 モドルグリ |