イチローがいない球宴なんて…　レンジャーズ・ヤングは残念がる

　イチローのいない真夏の祭典には一抹の寂しさを覚える。５１番と首位打者争いを演じてきたレンジャーズのＤＨマイケル・ヤング（３４）はライバル不在を残念がった。「今年イチローがここにいないことは残念。しかし今でも彼がオールスター級の選手であることに変わりはない」。自らはア・リーグのＤＨ部門で選出。しかし、年に１度だけ“同僚”となる男の不在に物足りなさを感じずにはいられない。さらにヤングは前半戦不振に陥ったイチローに関して言及。「後半戦には持ち直して、またいつも通りの成績を残しているよ」と安打製造機の完全復調を予告した。

　今球宴はヤンキースのジーターやＡ・ロッドら常連スター選手が相次いで辞退。ヤングの７度目の球宴選出がア・リーグの最多となり「自分が年を取ったってことかな」と白い歯を見せた。その一方で「初出場の選手たちとプレーできるのは楽しみ。自分も初出場の時には家族をたくさん連れてきたし、いい経験をできたからね」と若返りを見せた球宴を存分に楽しむ構え。今年は途中出場となるが、０６年にＭＶＰに輝いており、０１年のリプケン以来、史上３人目となる２度目のＭＶＰを目指すことになる。