オルソン・D・ヴェルヌのブログ

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 7月9日は、佐賀市内で「玄海原発の再稼働を阻止するためのパレード」やりました。


○5日前に申請許可・宣伝開始

 本来は、11日の県議会の委員会で、佐賀県の玄海原発再稼働容認が決まると見込まれていたために、企画されたものです。

 8日(金)の県主催説明会から11日の県議会までの間の4日間が抗議活動の山場になると見られ、ボクもその4日間を勝手に「佐賀の暑い熱い夏」と名づけてアピールしてきました。ただ、先週末あたりに出揃った抗議活動を見てみると、大きめのものは、8日に県主催のものに対抗して設定された住民主催の住民説明会、10日に玄海町でやはり住民主催の住民説明会があるだけで、街頭アピール系は、ハンスト・座り込みとクライマックス11日(月)の県庁取り囲みのみのようでした。土日に街頭アピール系の活動が無いのと、9日には何も無いようでした。

 一方、ボクの方でとりまとめている抗議文活動の方のリアクションでは、土日だけでも佐賀に入って、抗議の声をあげたいという連絡も受けていました。やはり、結集できる怒りの声は、可能な限りぶつけるべきだと思い、自分で4日に佐賀まで行って、デモの申請を行ってきました。


○人通りの少ない佐賀市内で

 ボクは6月26日に、初めて佐賀市というところに行ったのですが、県庁所在地でありながら、駅前の賑わい度合いは別府市に負けてるかなという感じです。果たしてここでデモなんかやっても、どれだけ人が集まるか、どれだけの人にアピールできるかという不安はありました。しかし、田舎なら田舎なりに千人規模とかでなくても、数十人の人の群が出来るだけでも、日常とはまるで違う光景が出現するはず。そして、デモなんか始めて参加するといったような人たちが、元気よくアピールするだけで、数百人規模のデモ隊にも匹敵する力が出てくるんじゃないか、という思いがありました。

 もちろん佐賀ではデモは盛り上がらないからという話は、多々よせられました。自分自身でも不安で仕方がありません。とにかく、ツイッター革命の力を信じて、県外に情報を拡散しまくりました。


○再稼働延期で無理な参加は避けてもらう

 ところが7日のまさかの再稼働延期。県外から、泊まりがけでも、手持ちのお金をはたいてもくるなんて人までいたので、それについては、今回は無理をしないようにというアナウンスに切り替えました。

 募集の緊急度を下げたものの、かといって隊列を組めないほどの人数では、せっかく県外から来てくれた人にも申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。無理はして欲しくないが、最低限の人数は欲しい、板挟みの心境でした。


○県外からの来援

 無理は避けて下さいとは言ってたのですが、それでも前日から泊まりがけで来てくれる人もいました。熊本から来られたlavenderroom のちいにゃんさん、すでに住民主催の住民説明会の手伝いのために県庁前テント村に入っていたyatsuD60 さんには、ずいぶん助けられました。一世代前の運動に関わった人も、色々と手伝いに来てくれたし。本当に感謝です。感謝感激かんしゃたえこ。


○県労連のデモ隊を探して

 実は、9日には県労連もデモをするという情報が、数日前に入ってました。そちらは午前にやるということで、時間もかぶらないし、合併するよりも、普段でもとかほとんど無い佐賀市内で、午前も午後もデモという非日常的な光景が出現するのも良いかなと思ってました。体力があれば、自分自身、午前も午後もデモしてやろうという意気込みもありました。

 それで、午前に県労連のデモ隊を探したのですが。。。朝、出発がもたついて、スタートに間に合いませんでした。街中で、シュプレヒコールのような声がするので、それを追いかけて、街の中を右往左往。午後のデモ隊の仲間と、携帯で連絡を取り合いながら、少しずつ合流。こちらも街の中を、拡声器などでアピールしつつ、中央通りを歩きました。結局すれ違いで、県労連のデモ隊とは合流できなかったんですが、はからずも同時多発デモのようになって、良かったのではないかと思います。


○どんどんどんの森に集合

 さて、集合時間の13時のちょっと前に、どんどんどんの森に入りました。正直、どれだけの人が集まるか不安でしたが、出発前までには50人くらい集まりました。体調が思わしくないので、パレードには参加できない人とか、用事で途中で抜ける人もいて、パレード自体は40人くらいの規模になっちゃいましたけど。でも、二十代・三十代の人が主体に、流儀無用でアピールしながら歩いたので、人数規模以上ににぎやかな印象だったのでは?


○佐賀市内の反応

 人通りまばらな市街地ではありましたが、道行く人の反応は、概ね好意的な感じでしたね。福岡天神でのデモより暖かい反応だった気も。

 街中で、プラカードもって準備してたときも、通りがかった女性が話しかけてきて。。。激励を受けました。広島で被曝した方ということでした。

 パレードには参加できないけど、冷たい飲み物を差し入れてくれた人もいたし。

 どんどんどんの森で、出発前集会してるときに、隣の図書館から飛び出してきたおじさんがいたので、「うるさいとか文句つけに来たのかなぁ」と思ったら、急に「私も、福島で事故が起こったとき、人ごとじゃないと思った!再稼働とか、ぜったいに認められん!」とか飛び入りトークしてくれる人もいたし。

 パレードの時に、「プルサーマル裁判の会」の方から託された17・18日の勉強会の宣伝ビラも街頭配布したんですが、受け取ってくれる時の反応も良い感じでしたしね。


○予行演習としては上出来か?
 とりあえず、参加募集のレベルを「無理は避けて」レベルに落とした割には、組織動員や街頭ビラ宣なしで、ツイッター&ブログのみで、午前中の県労連のでもと同じくらいの規模の人が集まるということが分かりました。これはひとえに、ボクの人徳のなせるわざ、、、でも何でもなく、経産相・佐賀県知事の暴走に対して憤りを感じている人が、如何に多いかということを表していると思います。

 パレード終了後に、「数ヶ月後に必ず出てくる再稼働の動きに対しては、この2倍3倍の規模で臨みましょう!」と挨拶しました。でも、今回東京から参加された「みどりの未来」の宮部さんからは、2倍3倍では生ぬるい。首都圏からも人を呼んで、千人以上の規模で県庁に押し寄せましょう、と言われました。ほんと、冗談ではなく、そんな規模のアクションを、今から準備したいと思います。宮部さん、こちらも頑張りますんで、ぜひ東京の方からお力添えを!


http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001107090002

http://p.twipple.jp/96a5U

 さっそく朝日新聞が、地方版で取り上げてくれたようです。短い記事ですが、こちらが主張したいことが手短に伝わるような内容になっていたので良かった。この記事、ぜったい知事や九電幹部の目に入るよね。いいですか、今回はほんの予行演習です。次はこんな規模じゃすまされませんよ。