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2011年7月12日12時1分

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傷んだマリモ、湖岸に点々 猛暑で環境悪化か 北海道

写真:阿寒湖岸に打ち上げられた国の特別天然記念物マリモ=釧路市教委マリモ研究室提供拡大阿寒湖岸に打ち上げられた国の特別天然記念物マリモ=釧路市教委マリモ研究室提供

 北海道釧路市の阿寒湖で、国の特別天然記念物マリモが大量に岸に打ち上げられたり、湖底で割れたりしている。傷んだマリモは昨年初めて見つかったが、今年はその数がはるかに多い。昨夏の猛暑で水温が上がって内部が腐敗し、ガスがたまったとみられる。生育環境がかなり悪化している可能性もあり、同市教委マリモ研究室は監視態勢を強化する。

 マリモは本来、湖の底に沈んだり、水中を漂ったりしている。ところが、昨年夏、内部が腐敗して浮き、岸に流れ着いたマリモ十数個が初めて確認された。

 同研究室の若菜勇学芸員らが湖北部を今夏調査したところ、多数のマリモが岸に打ち上げられているのが見つかり、60個以上を採取して調べている。湖底にも割れたマリモがたくさんあるのを確認した。

 打ち上げられたマリモは直径15センチほどのものが多い。通常は中心部の空洞から外側まで藻の厚さが4、5センチあるのに、見つかったマリモは空洞が広く、厚さが2、3センチしかなかった。(横山蔵利)

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