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【神奈川】

同じ業者の牛肉販売 放射性物質検出問題 市内の小売店などで

2011年7月12日

 福島県南相馬市の牛から暫定規制値(一キログラム当たり五〇〇ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、この牛の生産者が出荷した別の牛の肉を、横浜や相模原、藤沢の三市の小売店が販売していたことが分かり、各市の担当者が対応に追われた。販売された牛肉の放射性物質濃度などは不明。

 藤沢市生活衛生課によると、市内の小売店が六月上旬に約三百キログラムの牛肉を仕入れた。担当者が店を訪れ、聞き取り調査したところ、約二百キログラムが同店で販売されたほか、市内の飲食店に卸売りされた。担当者は同店に残る約百キログラムについて、販売自粛を求めたという。

 横浜市健康福祉局によると、市内の精肉店が六月二十四日、牛肉六三・六キログラムを仕入れた。今月九日までに店頭で五二・二キログラムを一般客に販売。残りは店内で保管しており、市は同店へ販売自粛を求めた。担当者は「肉を食べても、命に急な危険性はないと思うので店名は公表しない」としている。

 また、相模原市健康福祉局によると、同市南区の百貨店が約三十キログラムを六月二十一日に仕入れ、すべて販売した。

 

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