大熊一夫『精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本』を読む。 かの悪名高い、宇都宮病院、大和川病院の話も出てくる。 日本の精神病棟は、九割が私立。 23頁の箇所を引用すると、 先進国のほぼすべてが一九八〇年以降、精神科病床を急激に減らして、精神病院に代わる公的地域精神保健サービス網を発展させたというのに、日本国の精神病院だけは右肩上がりで増えて、今も高どまりが続き、肝心の地域サービスは貧弱なままである。 これが日本国の精神病院・治療の実態 orz アメリカの場合、 ホームレスの二八%が重い精神病で、... > このページを見る
もちつけblog(仮) 「彼らの労働を肯定できずに、誰の労働を肯定せよというのか」、あるいは「迷惑上手」のススメ -大熊一夫『精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本』を読んで- webrog.blog68.fc2.com
最終更新時間:
2011年07月11日10時27分
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- アメリカのホームレスは日本にいれば精神科病院にはいるべき人(が入れないからホームレスに)
- 精神病院での治療を選択できる日本と、それが出来ず生協に相談しつつ家族が負担するしかないイタリア、アメリカに到っては精神病院に入れず浮浪者になる、という話。
- "患者は専門家の支援のもとで自分の狂気と共存できる" →セルクマ/id:BUNTEN氏、だからこそ本場・伊国でもバザーリア派とアンチが現在も争ってます。結局、"労働とは何か"、"人とは何か"という根本に関わると思います。
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- 精神病院での治療を選択できる日本と、それが出来ず生協に相談しつつ家族が負担するしかないイタリア、アメリカに到っては精神病院に入れず浮浪者になる、という話。
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- "患者は専門家の支援のもとで自分の狂気と共存できる" →セルクマ/id:BUNTEN氏、だからこそ本場・伊国でもバザーリア派とアンチが現在も争ってます。結局、"労働とは何か"、"人とは何か"という根本に関わると思います。
- メンタルをこじらせた人は、真っ当な生活を維持できる仕事に就けない、というアタリマエのこと。
- うーんこりゃどうなのか。たとえば、アル中者が社会に紛れて暮らす迷惑感>入院をやめて社会で暮らさせるコストの減分、と思われたら入院政策は続くわけで、額の問題というより額と不効用の比較の問題だからなぁ。