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福島県南相馬市の農家が出荷した11頭の肉用牛から放射性セシウムが検出された問題で、この農家が同じ飼料を与えていた別の6頭の加工肉の流通先が、少なくとも9都道府県に上ることが12日、東京都などへの取材で分かった。一部は既に消費されていた。都や農林水産省は引き続き流通経路の解明を進める。
都によると、この農家は6頭を5~6月に出荷。東京と栃木の食肉処理場を経て加工肉が東京、神奈川、静岡、大阪、愛媛の計5都府県に流通した。さらに東京から北海道と愛知の業者に、愛媛から徳島と高知の業者に、それぞれ流通した。
うち静岡市の飲食店と、東京都の卸売業者が保管していた牛肉から基準値を超えるセシウムが検出された。神奈川、大阪で保管されている牛肉も検査予定。
愛知県によると、県内の焼き肉店1店に東京都の食肉処理場から都内の複数の販売業者を経由して、ばら肉5・9キログラムが7月2日に搬入された。そのうち3・15キログラムは既に消費されたという。北海道によると、1頭分の肉が北海道千歳市の飲食店で消費されていた。
大阪府では2頭分が府内を中心に流通、うち1頭分が卸業者から別の業者に販売済みだった。愛媛県では松山市に本社があるスーパーを通じて徳島、高知の2県の店舗に流通、カレー用などとして完売した。愛媛県内では販売されていない。
都は6頭の個体識別番号を公表した。
11頭については東京都の芝浦と場で処理され、基準値の3~6倍のセシウムが検出された。この食肉は市場には流通していない。
この農家の飼料のわらから暫定基準値の約56倍のセシウムが検出され、農水省はわらを食べた牛が内部被ばくした可能性があると判断。福島県の計画的避難区域と緊急時避難準備区域にあるすべての肉用牛農家約260戸の牛を対象に、牛肉の安全確認検査を実施する。福島県も11日から立ち入り調査を始めた。
(2011年7月12日13時53分 スポーツ報知)
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