岡田幹事長の姿勢 党内で波紋
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岡田幹事長の姿勢 党内で波紋

7月12日 5時16分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

菅総理大臣の退陣時期を巡り、民主党の岡田幹事長は来月上旬にも代表選挙を実施したいという考えを示しましたが、党内では否定的な見方が大勢のほか「幹事長の発言として不適切だ」といった批判も出るなど、岡田氏の姿勢が波紋を呼んでいます。

民主党の岡田幹事長は、11日、安住国会対策委員長らと会談し、菅総理大臣が退陣の条件としている赤字国債発行法案などの成立を急ぎ、菅総理大臣の後継を選ぶ代表選挙を、早ければ来月上旬にも実施したいという考えを示しました。岡田氏はこれまでも、「菅総理大臣に良い形で辞めてもらうことが大事だ」と述べており、こうした考えを示した背景には今の国会の会期中に代表選挙を行い、政治空白をできるだけ回避するねらいがあるものとみられます。しかし、党内では「法案の成立のめども立っていないのに代表選挙が実施できるとは思えない」などといった指摘が相次いでおり、来月上旬の実施には否定的な見方が大勢です。また、党執行部からも「菅総理大臣が退陣時期を明らかにしていないなかで、幹事長がそうした発言をするのは不適切だ」などといった批判や「岡田氏の発言は逆効果で、退陣はかえって遅くなるのではないか」という懸念も出るなど、岡田氏の姿勢が党内で波紋を呼んでいます。