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7話
それから数日がたった。隼人が父親とデュエルをして、アカデミアに残った。
そして今日、俺と十代、翔の制裁デュエルは始まった。
クロノスはちゃんと相手を探してくれた。
最初は十代と翔のタッグデュエルで迷宮兄弟とデュエルをし、勝利した。
なぜ迷宮兄弟にしたかというと、

「2人のデュエルなら、これが適任だと思ったノーネ。」

と、言ってた。

本当かどうかはわからないが、2人が勝った姿を見て、あまり悔しい顔をしなかった。


「やったな。十代、翔。」

「今度は優君の番ッスね。」

「頑張れよ、俺達。観客席で応援してるからな。」

俺は十代と翔と入れ替わりでデュエル場へ上がる。
迷宮兄弟は何時の間にか退場していた。


「さて、俺の相手は?」

「そろそろ、到着する筈なノーネ。」

「もう来たで。」

あれ・・・お前は・・・。

「ワイはダイナソー竜崎や!!」

お前かよ・・・。

「悪いが、手加減はしなぜ!」

「・・・まぁいいか。始めましょうか。」

「それではデュエル・・・」


























「待て、その男の相手はこの俺が引き受けよう。」























あれ?どこかで聞き覚えのある声だが・・・まさか・・・。

「お、オーナー!?」

「久しいな。鮫島。」

デュエル場に現れたのは、
初代デュエルモンスターズの主人公、武藤遊戯のライバルであり、
海馬コーポレーションの代表取締役社長で、
デュエルアカデミアのオーナーの海馬瀬人、本人である。











ざわざわ・・・

「伝説のデュエリスト・・・海馬瀬人!?」

「何であの人がここにいるんだ!?」

「この学園のオーナーってのは知っていたけど、何で!?」

騒いでる騒いでる。


「何故、こちらに?」

「何、こちらでデータにないカードがあると聞いたのでな。
 ・・・おい、そこのオカッパ頭。」

「は、はい!なんですノーネ?」

「あの男とのデュエル、俺にやらせろ。」

「し、しかし・・・もうセニョール桜木の相手は既に呼んでいるノーネ・・・。」

「ならこのオーナーの特権で俺がやる!磯野。」

「はっ。」

「こいつを帰してやれ。」

「わかりました。」

がし

「ちょ、おーい!なんでこうなるんやー!!」

あらら・・・竜崎が・・・さらわれた?

「さて、貴様がシンクロモンスターというカードを操るデュエリストか。」

「それがどうした?」

「ほう、この俺を相手に動じないとはな、
 その様な口が叩けるとはな・・・随分と見上げた闘志だと褒めてやろう。」

「あっそ。」

「俺が勝ったら、貴様のシンクロモンスターを譲って貰おうか?
 ・・・勿論、タダとは言わん。」

「それなら、あんたは何をくれるんだ?」

「この俺に勝つつもりでいるのか。良いだろう・・・貴様が勝ったなら、
 俺の魂とも言える、この3枚の『青眼』をくれてやる。」

「要らん、そんなただの通常モンスターは。
 それに俺は幾ら積まれてもシンクロモンスターを簡単には手放すつもりはない。」

「ならば、デュエルに勝ち、手に入れるだけだ。」

「あぁ、そうかい。勝てるものならな?」


「「デュエル!!」」




「え、えぇぇ!?アキラの相手って、海馬社長!?」

「デュエルキング、武藤遊戯のライバル・・・!」

「そんな人とデュエル!?」

「そんな相手にアキラ君が勝てるはずないッス!!」

「アキラ君・・・!」






「俺の先行!ドロー!
 俺は永続魔法、『未来融合-フューチャー・フュージョン』を発動!
 俺は『青眼の白龍』を3体墓地へ送り、『青眼の究極龍』を選択する!!」

「(『F・G・D』じゃないか・・・。)」

「まだ終わりではないぞ。魔法カード、『龍の鏡』を発動!
 自分のフィールド上または墓地から、
 融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、
 ドラゴン族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する!
 俺は墓地から『青眼の白龍』を3枚除外し、『青眼の究極龍』を特殊召喚する!」

海馬の場に青眼の究極龍が現れた。

「『青眼の究極龍』か・・・。」

「そうだ、光栄に思うが良い。最強にして、無敵のモンスターだ。」

「どこが無敵だ。攻撃力じゃ、『F・G・D』の方が上だぞ。」

「ほぅ、『青眼の究極龍』を目の前にして
 まだそのような口を開く余裕があるとはな。」

「事実だろ?」



「攻撃力4500!?」

「行き成りそんな攻撃力を・・・。」

「流石は、デュエルキングの生涯の好敵手(ライバル)と呼ばれた男だ。」



「さらに永続魔法、『魔力倹約術』を発動。」

「魔法カードを発動するのに必要なライフコストをなしにしてくれるカードか。」

「その通りだ。さらに俺は魔法カード『次元融合』を発動!
 本来なら2000ポイントのライフを支払わなければならないが、
 『魔力倹約術』により払う必要がなくなる!
 お互いに除外されているモンスターを可能な限り特殊召喚する!」

「俺はない。『青眼の白龍』を3体をさっさと特殊召喚しな。」

「ふぅん、言われずともしてやるわ。後悔するなよ?現れるがいい!!
 3体の『青眼の白龍』!フハハハハハハハハハハハハハ!」

海馬の場に青眼の白龍が3体現れた。

「そして『ジャイアントウィルス』を守備表示で召喚!」

そういや、ここでのルールは表側守備表示にできるんだっけ・・・。

「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ。」

海馬LP4000 手札0枚



「『青眼の白龍』3体と『青眼の究極龍』・・・!」

「伝説のデュエリスト、海馬瀬人の忠実なる僕と最強の僕・・・!」

「無理無理無理!!!幾らアキラ君が強くても絶対勝てるわけ無いッスよ!!」

「『青眼の白龍』が3体に攻撃力4500の『青眼の究極龍』がいて、
 2ターン後にはもう1体出て来る・・・。
 いくらアイツが凄くてもこればかりは・・・。」

「アキラ君・・・。」





「俺のターン、ドロー。」

「この瞬間、『ジャイアントウィルス』を生贄に、
 罠カード『死のデッキ破壊ウィルス』を発動!
 これから3ターンの間、貴様のフィールド上に存在するモンスター、
 手札、ドローしたカードを全て確認し、
 その中の攻撃力1500以上のモンスターを破壊する!」

相変わらずかこのデッキ破壊コンボは・・・。

「さぁ、貴様の手札を見せて貰おうか。」

「俺の手札には攻撃力1500以上のモンスターは入っていない。」

手札を公開する。
手札は『おろかな埋葬』、『デブリ・ドラゴン』、『ネクロ・ガードナー』、
『クイック・シンクロン』、『リミット・リバース』、『強欲な壺』。
どれも攻撃力は1500以下なのでウィルスの対象外である。

「運が良かったな。
 しかし、貴様モンスターは雑魚しかいないようだが、それでどう戦う?」

「たかが、攻撃力3000が3体の通常モンスターと
 攻撃力4500の何の効果も持たない融合モンスターを
 並べて良い気になるなんてな、どうかと思うぜ?」

「何・・・?(奴はこの状況を覆せる策でもあるというのか?)」

「魔法カード『おろかな埋葬』を発動。
 デッキから『ダンディ・ライオン』を墓地へ送る。
 さらに墓地へ送られた『ダンディライオン』の効果発動!
 綿毛トークンを2体特殊召喚!!」

俺の場に2体の綿毛トークンが現れた。

「チューナーモンスター『デブリ・ドラゴン』を召喚。」

「ほう。確かに見た事のないカードだ。」

「『デブリ・ドラゴン』の効果発動。
 墓地に墓地の攻撃力500以下のモンスターを特殊召喚できる。
 『ダンディライオン』を特殊召喚!」

「ふん。そんな雑魚モンスターを並べて何になる?」

「こうするんだ。レベル3の『ダンディライオン』に
 レベル4の『デブリ・ドラゴン』をチューニング!!」

デブリ・ドラゴンが4つの星となり、
ダンディライオンの周りを飛び、ダンディライオンも3つの星に変わる。

「冷たい炎が世界の全てを包み込む。漆黒の華よ、開け!シンクロ召喚!
 現れろ!『ブラック・ローズ・ドラゴン』!!」

俺の場にブラック・ローズ・ドラゴンが現れた。

「これがシンクロモンスターか・・・!
 だが、2400程度の攻撃力で俺の『青眼の白龍』を倒せると思っているのか?」

「倒せるさ!墓地へ送られた『ダンディライオン』の効果発動。
 だがここでチェーンで『ブラック・ローズ・ドラゴン』の効果発動!
 シンクロ召喚に成功した時、フィールド上に存在するカードを全て破壊する!」

「何っ!!?」

「破壊しろ!ブラック・ローズ・ガイル!!」

ブラック・ローズ・ドラゴンの効果で2体の綿毛トークンと
海馬の3体の青眼の白龍と青眼の究極龍、
魔力倹約術とフューチャー・フュージョンが破壊された。

「おのれぇ!俺の『青眼』と『究極龍』を・・・!」

「そして俺の場に綿毛トークンを2体特殊召喚。
 魔法カード『強欲な壺』を発動。カードを2枚ドローする。」

「『ウィルス』の効果でドローしたカードを見せろ。」

ドローしたカードを見せた。
『レベル・スティーラー』と『早すぎた埋葬』だった。

「なかったか。」

「ああ。さらにいくぜ。手札の『レベル・スティーラー』を捨て、
 『クイック・シンクロン』を特殊召喚!」

「またチューナーか!」

「レベル1の綿毛トークンに
 レベル5の『クイック・シンクロン』をチューニング!」

クイック・シンクロンが5つの星となり、
綿毛トークンの周りを飛び、綿毛トークンも1つの星に変わる。

「集いし力が大地を貫く槍となる!光さす道となれ!
 シンクロ召喚!砕け!『ドリル・ウォリアー』!」

光の中からドリル・ウォリアーが現れた。

「何っ!?またシンクロだと!?」

「シンクロ召喚はチューナーとチューナー以外のモンスターが要れば、
 何度だってできるのさ!墓地の『レベル・スティーラー』の効果発動!
 『ドリル・ウォリアー』のレベルを1つ下げて、守備表示で特殊召喚!」

ドリル・ウォリアー LV6⇒5

「バトル!『ドリル・ウォリアー』でダイレクトアタック!
 ドリル・ランサー!!」

ドリル・ウォリアーの攻撃が海馬を襲う。

「くっ!」

海馬LP4000⇒1600

「メインフェイズ2で『ドリル・ウォリアー』の効果発動!
 手札を1枚捨てる事でこのカードを
 次の俺のスタンバイフェイズまでゲームから除外する!
 カードを1枚伏せて、ターンエンド!」

アキラLP4000 手札1枚



「嘘・・・。」

「あの状況をひっくり返した・・・。」

「在り得ないッスよ・・・。」

「だけど、それが今、目の前で起こっているわ・・・。」

「すげぇ・・・すげぇぜ!アキラ!!」





「ますます手にしたいカードだ・・・!俺のターン!ドロー!
 魔法カード『命削りの宝札』を発動!」


命削りの宝札 通常魔法 (遊戯王アニメより)


自分の手札を5枚になるようにドローする。
5ターン後のドローフェイズ時に手札を全て墓地に送る。


「手札が5枚になるようにドローし、5ターン後すべての手札を墓地に送る!」

・・・そのカード欲しいなぁ・・・OCGではないからなぁ。

「クククク・・・フハハハハハハハハハッ!!!」

おいおい社長、良い歳して、その高笑いはどうにかならないのか?

「装備魔法『早すぎた埋葬』を発動!
 ライフを800支払い、墓地のモンスターを復活させる!」

海馬LP1600→800

「俺の場に蘇れ!『青眼の究極龍』!!」

またそいつか。

「さらに俺は魔法カード『龍の鏡』を発動!」

2枚目か・・・!

「俺は墓地から『青眼の白龍』を3枚除外し、『青眼の究極龍』を特殊召喚する!」

海馬の場に2体目の青眼の究極龍が現れた。

「さらに速攻魔法『異次元からの埋葬』を発動!
 『青眼の白龍』を3枚を墓地へ戻す!そして魔法カード『龍の鏡』を発動!
 俺は墓地から『青眼の白龍』を3枚除外し、『青眼の究極龍』を特殊召喚する!」

海馬の場に3体目の青眼の究極龍が現れた。



「『青眼の究極龍』が3体!?」

「うわー!今度こそ終わりだぁ!!」




「2体の『青眼の究極龍』か・・・。」

「いけぇ!『青眼の究極龍』達!!アルティメット・バースト3連弾!!!」

「1体の攻撃は墓地の『ネクロ・ガードナー』の効果で攻撃を無効にする。」

1体の青眼の究極龍は無効となったが、残り2体の青眼の究極龍により、
綿毛トークンとレベル・スティーラーは破壊された。

「カードを1枚伏せ、ターンエンドだ!」

海馬LP800 手札0枚

「エンドフェイズに永続罠『リミット・リバース』を発動。
 墓地の『ダンディ・ライオン』を特殊召喚。俺のターン、ドロー。」

「『ウィルス』の効果でドローしたカードを見せろ。」

「『バトルフェーダー』だ。攻撃力0だから『ウィルス』の効果は受けない。」

「ふん。運がよかったな。」

「スタンバイフェイズにゲームから除外された『ドリル・ウォリアー』が場に戻る!
 この効果で戻ってきた時、俺は墓地のモンスター1枚を手札に加える!
 俺は『クイック・シンクロン』を加える!
 さらに墓地から『レベル・スティーラー』の効果発動!
 『ドリル・ウォリアー』のレベルを1つ下げて、特殊召喚!」

ドリル・ウォリアー LV6⇒5

「『レベル・スティーラー』を生け贄に『クイック・シンクロン』を召喚。
 墓地から『レベル・スティーラー』の効果発動!
 『ドリル・ウォリアー』のレベルを1つ下げて、特殊召喚!」

ドリル・ウォリアー LV5⇒4

「『ダンディ・ライオン』を守備表示に変更。
 『リミット・リバース』の効果で破壊される!
 そして墓地へ送られて効果発動!俺の場に綿毛トークンを2体特殊召喚!」

「またシンクロか!」

「ああそうさ!レベル1の綿毛トークン2体と『レベル・スティーラー』に
 レベル5の『クイック・シンクロン』をチューニング!」

クイック・シンクロンが5つの星となり、
綿毛トークン2体とレベル・スティーラーの周りを飛び、
3体とも3つの星に変わる。

「集いし闘志が怒号の魔神を呼び覚ます!光差す道となれ!
 シンクロ召喚!粉砕せよ、『ジャンク・デストロイヤー』!」
 
光の中からジャンク・デストロイヤーが現れた。

「『ジャンク・デストロイヤー』の効果発動!
 シンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの数まで
 フィールド上に存在するカードを破壊する事ができる!」

「何っ!?」

「シンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの数は3体!
 3体の『青眼の究極龍』を破壊する!タイダル・エナジー!!」

ジャンク・デストロイヤーの胸から放たれた光に3体の青眼の究極龍は破壊された。

「おのれぇ!俺の3体の『究極龍』を!!!」

「これで決まりだ。『ジャンク・デストロイヤー』でダイレクトアタック!
 デストロイ・ナックル!!」

ジャンク・デストロイヤーの拳が海馬を襲う。

「リバースカードオープン!『攻撃の無力化』!
 攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させる!」

「駄目だったか。メインフェイズ2で『ドリル・ウォリアー』の効果発動!
 手札を1枚捨てる事でこのカードを
 次の俺のスタンバイフェイズまでゲームから除外し、ターンエンド!」

アキラLP4000 手札1枚

「俺のターン、ドロー!魔法カード『天よりの宝札』を発動! 
 互いに手札が6枚になるようにドローする。」

互いにカードを引いた。

「『ウィルス』の効果でカードを見せろ。」

俺が引いた4枚のカードは『グローアップ・バルブ』、『調律』、
『くず鉄のかかし』、『貪欲な壺』(2枚目)だった。

「なかったか、まぁいい。永続魔法『魂吸収』を発動!
 カードが除外される度に1枚につき俺はライフを500ポイント回復する。
 さらに魔法カード『魂の解放』!
 互いの墓地に存在するカードを合計5枚までカードをゲームから除外する!
 俺は3体の『究極龍』と貴様の墓地の『強欲な壺』と
 『リミット・リバース』をゲームから除外する!」

海馬LP800⇒3300

「さらに魔法カード『魔法再生』を発動!
 手札の魔法カード2枚をコストに墓地の魔法カードを手札に加える!」

海馬がコストにしたカードは
『コストダウン』と『滅びのバーストストリーム』だった。

「そして魔法カード『次元融合』を発動!」

海馬LP3300⇒1300

「互いに除外されたモンスターをそれぞれ可能な限り特殊召喚する!」

海馬の場には3体の青眼の究極龍と2体の『青眼の白龍』、
俺はネクロ・ガードナーを守備表示で特殊召喚した。


「『究極龍』3体と『青眼』2体だと!?」

「やべぇ!!」

「まずいわ!」

「ダメだぁ!!」

「アキラ君!」


「この俺をここまで追いつめてやったのは誉めてやろう。
 だがそれもここまでだ!バトルだ!!
 『青眼の究極龍』で『ジャンク・デストロイヤー』を攻撃!!
 アルティメット・バースト!!!」

青眼の究極龍の攻撃により、ジャンク・デストロイヤーは破壊された。

「ぐうっ!!」

アキラLP4000⇒2100

「『青眼の白龍』で『ネクロ・ガードナー』を攻撃!
 滅びのバーストストリーム!!」

青眼の白龍の攻撃によって、ネクロ・ガードナーは破壊された。

「これで終わりだ!『青眼の究極龍』でダイレクトアタック!!
 アルティメット・バースト!!!」

「手札から『バトルフェーダー』の効果発動!」

「何っ!?」

「相手がダイレクトアタックしてきた時、このカードを特殊召喚し、
 バトルフェイズを終了させる!」

バトルフェーダーが青眼の究極龍の攻撃を止めた。

「おのれぇ!カードを1枚伏せて、ターンエンドだ。」

海馬LP1300 手札0枚

「俺のターン、ドロー。」

「『ウィルス』の効果でドローしたカードを見せろ。」

「『貪欲な壺』だ。魔法カードだから受けないぜ。」

「ちっ。」

「スタンバイフェイズにゲームから除外された『ドリル・ウォリアー』が場に戻る!
 この効果で戻ってきた時、俺は墓地のモンスター1枚を手札に加える!
 俺は『ダンディ・ライオン』を加える!
 さらに墓地から『レベル・スティーラー』の効果発動!
 『ドリル・ウォリアー』のレベルを1つ下げて、特殊召喚!」

ドリル・ウォリアー LV6⇒5

「そして加えた『ダンディ・ライオン』を墓地に捨てて
 『ドリル・ウォリアー』をゲームから除外!」

ドリル・ウォリアーが再び、地中へと潜っていく。

「墓地へ送られた『ダンディライオン』の効果発動!
 綿毛トークンを2体特殊召喚!!」

俺の場に2体の綿毛トークンが現れた。

「チューナーモンスター『グローアップ・バルブ』を召喚!
 そしてレベル1の綿毛トークン2体と『バトルフェーダー』に
 レベル1の『グローアップ・バルブ』をチューニング!」

グローアップ・バルブが1つの星となり、
綿毛トークン2体とバトルフェーダーの周りを飛び、3体とも3つの星に変わる。

「シンクロ召喚!『アームズ・エイド』!」

「ほう、レベル4のシンクロか。だが、そんなカードでどうするつもりだ?」

「まだだぜ。『グローアップ・バルブ』の効果発動!
 デッキの上のカードを1枚墓地へ送る事で、墓地のこのカードを特殊召喚する!」

俺の場にグローアップ・バルブが現れた。

「さらに魔法カード『貪欲な壺』を発動!
 墓地の『ジャンク・デストロイヤー』、『ブラック・ローズ・ドラゴン』、
 『クイック・シンクロン』、『ダンディ・ライオン』、『速攻のかかし』を
 デッキに戻し、シャッフルし、カードを2枚ドローする!」

速攻のかかしはグローアップ・バルブの効果で墓地へ送られたカードだ。
俺はカードを2枚ドローし、海馬に見せた。
引いたカードは『サイクロン』と『クイック・シンクロン』だった。

「速攻魔法『サイクロン』を発動!伏せカードを破壊する!」

伏せてあったのは収縮だった。

「さーて、さらに行くぜ!!
 レベル1の『レベル・スティーラー』とレベル4の『アームズ・エイド』に
 レベル1の『グローアップ・バルブ』をチューニング!」

グローアップ・バルブが1つの星となり、
レベル・スティーラーとアームズ・エイドの周りを飛び、
3体とも5つの星に変わる。

「氷結界に眠る龍よ!このデュエルに終焉をもたらせ!
 シンクロ召喚!『氷結界の龍ブリューナク』!!」

出て来たぜ!強力なチートモンスター!!

「ふん。そんな雑魚に何ができる。」

「あんたをこのターンで終わらすんだよ!」

「何?」

「『ブリューナク』の効果発動!
 手札を任意の枚数を捨てる事でフィールド上のカードを持ち主の手札に戻す!」

「何っ!?」

「手札5枚全て捨て、『青眼の白龍』2体と
 『青眼の究極龍』2体を持ち主の手札に戻す。
 『青眼の究極龍』は融合デッキへ戻るがな。」

「・・・馬鹿な・・・!」

「バトル。『ブリューナク』でダイレクトアタック!!」

「ぐああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」

海馬LP1300⇒0







「嘘・・・!」

「勝った・・・のか・・・?」

「アキラが・・・勝ったんだよ!!」

「アキラ君!!!」



「まさか・・・オーナーが負けるとは・・・!」

「ありえないノーネ!!?」

「おーい、これで俺の停学はなしだよな?」

「え、ええ・・・。」

「ふん。」

あら、海馬が帰って行った・・・。どうしたんだ・・・?



















次の日・・・

「あ~面倒くせぇ・・・。」

レポート30枚・・・面倒だぁ・・・。

「あの、桜木君。」

「はい?」

なんで校長が・・・?

「君に、その・・・お客様だ・・・。」

ん、なんかは義理が悪いな・・・?

「校長室で待っている。早く行きたまえ。」

「え、校長は・・・?」

「私は・・・ちょっと用事があって・・・。」

「は、はぁ・・・。」

「ドアは開いているから入っても大丈夫だよ。それでは。」

校長はその場から去った。誰だ、俺に客って・・・?
どうも~白鋼で~す。
今回何と海馬を出させました!
いや~本当は羽蛾とかにしようと思いましたが、海馬にさせました。
そして海馬が言った、合わせたい人とは・・・!
次回もお楽しみに~!!


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