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東日本大震災から4カ月 各地で鎮魂の祈り

 津波で行方不明となった家族のため、江岸寺のお墓で手を合わせる岩間育子さん(左端)ら=岩手県大槌町
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 津波で行方不明となった家族のため、江岸寺のお墓で手を合わせる岩間育子さん(左端)ら=岩手県大槌町

 東日本大震災は11日、発生4カ月を迎えた。死者1万5500人以上、行方不明者も5300人以上の未曽有の被害。4度目の月命日となったが、「悪い夢を見ているよう」と、現実を受け入れられない被災者も多い。各地では犠牲者をしのび、鎮魂の祈りをささげる人々の姿が見られた。

 宮城県石巻市の市街地を望める日和山公園にやって来た農業の高橋武典さん(83)と妻チエ子さん(76)。津波でおい夫婦を亡くした。高橋さんは「おいは軽トラックごと流され、遺体は近くのお寺の池で見つかりました」と話すとハンカチで涙をぬぐった。

 今もがれきが残る町で家族を捜し続ける人がいる一方、不明者の死亡届は岩手、宮城、福島の3県で1800件に上る。

 また、内閣府によると、6月末現在で、避難所で暮らす被災者は約2万4千人、旅館・ホテルで暮らす人が約2万5千人いる。親族や知人宅などに身を寄せている人も約1万9千人おり、仮設住宅などに入居した人は約3万人となった。

(2011年7月12日)

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