しまさわら


2010-01-11 VMware ESXiのゲストOSからPT2を使う(続く)

VMware ESXiのゲストOSからPT2を使う(続く)

結論から言うと、こわくて設定できなくて、まだ試せていないのだが……。

VMware ESXiには、ホストPCに接続されている物理デバイスに、ゲストOSからアクセスさせるための機能がある。この機能を使って、PT2をESXi上で動いているゲストOSに見せることができるかどうか試してみた。

まず、BIOSの設定でVT-dをEnableしておく。VT-dは、チップセットの機能なので、対応のチップセットを使う必要がある。VT-d

パススルーの設定

そして、VMware vSphere Clientで、パススルーの設定をする。下のスクリーンショットでは「Xillinx Corporation マルチメディア デバイス」と表示されているのが、PT2。VMDirectPath

ここのチェックボックスにチェックを入れると、ゲストOSからPT2にアクセスできるようになるはず。なのだが、実際にチェックを入れると、他のデバイス(XGI Volari)にもチェックが入ってしまう。XGI Volariはオンボードのビデオなのだが、これもゲストOSにパススルーされてしまうと、ホストではこれを使うことができず、ホストの画面がなにもでなくなってしまう(と思う)。これは、トラブルが起きたときなどにちょっと困るので、怖くて試せない。「通常のホストの起動または操作に必要なデバイスを構成すると、ホストの起動ができなくなる可能性があり、それを元に戻すには大変な労力が必要になる場合があります」とか警告が表示されているし。

試した人はいないかなあ。続く(かもしれない)。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]
110Ge-pt2 (2010-05-10 02:03)

結論だけ言うと、動きません。
VMの起動に失敗します。

Nack-a-mori-K (2010-05-14 20:48)

 試してみました。
 録画サーバを作ろうとしていたとき、ちょっと寄り道して ESXi 4 を試してみたのですが、「仮想化録画サーバ、いいよね」と思い立ち、google先生の導きでここにたどり着きました。

 パススルーのデバイス一覧の画面で Intel … PCI Bridge の下に PT2 だけが出るようにして、vSphere Clientのメッセージ通り、設定後にハイパバイザを再起動、Windows XPをインストールした仮想マシンに割り当てました。
 わくわくしながら仮想マシンを起動すると、…すると、…コンソールが無反応…。
 vSphere Clientも無反応。ESXiのコンソールを見ると、なにやら Core Dump するとか デバックコンソールはシリアルポートに、とか出ていて、結局ハイパバイザを再起動するはめに…。

 別の仮想マシンに PT2 を割り当てたり、管理ネットワークのアダプタを換えたりして試してみましたが、同じ現象でした。
 ということで、軟弱ものの私は挫折しました。
 残念。

Nack-a-mori-K (2010-05-14 21:00)

 ちなみに、USBコントローラのパススルーは問題ありませんでした。
 カードリーダを繋いで、普通に動作しました。

 動作確認で、住基カードの個人認証データを見ようとして、うっかりパスワードをロックさせてしまい、こっそり区役所に行ったのは秘密です。

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