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　故石原裕次郎さん夫人の石原まき子さん（７７）がＢＳ朝日「うたの旅人『わが人生に悔いなし』」（８月２日、火曜、後１０・００）で、法要特番以外では８年ぶりに民放の単独インタビューに応じ、亡き夫について語っていることが１１日、分かった。北海道・小樽の石原裕次郎記念館で秘話を披露した。

　番組タイトルにある「わが人生に悔いなし」は、８７年７月１７日に死去した裕次郎さんの生涯最後の楽曲。同年３月２７日、本人は肝臓がんの病名を知らないまま、ハワイの別荘で録音に臨んだ。歌手としても数々のヒット曲を持つ裕次郎さんも大好きな歌だったという。

　まき子さんは、レコーディングした２日間、前日まで出ていた裕次郎さんの４０度の高熱がスッと下がり、終わった直後に再び発熱したエピソードを告白。「不思議だったんです。…それこそ神様が救ってくれたんだと思います。奇跡だったんですよ、２日間」と懐かしんだ。「声に力はないけれども、何となくムードがもの悲しいというか、男の覚悟とか、何か雰囲気のある歌でしょ」。最愛の夫を亡くして２４年。まき子さんは、“別れの曲”に対する思いと、夫への深い愛を明かした。