労働者不正派遣:容疑の暴力団幹部逮捕 復興事業で

2011年7月12日 13時31分

 東日本大震災の復旧・復興事業に不正に労働者を派遣したとして岩手県警組織犯罪対策課などは12日、住吉会系暴力団幹部で人材派遣業の千田常見(ときみ)容疑者(62)を、労働者派遣法違反(禁止派遣業務)の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は、5月16日から29日までの間、岩手県大槌町の2カ所の仮設住宅建設工事で、元請け建設会社に男性作業員3人を派遣して、同法が禁止している建設業務に従事させたとしている。

 同県警によると、千田容疑者は同県奥州市の人材派遣会社「プロテックJ」の実質的経営者。元請け会社は3人の作業員の派遣に対して、計約45万円を支払ったが、作業員に渡ったのは約30万円で、約15万円は暴力団側に流れたとみられる。

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