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魁皇は連敗発進…最多勝どころか休場ピンチ

 豪栄道(右)に寄り切りで敗れぼう然とする魁皇=愛知県体育館
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 豪栄道(右)に寄り切りで敗れぼう然とする魁皇=愛知県体育館

 「大相撲名古屋場所2日目」(11日、愛知県体育館)

 勝てば角界記録の通算1045勝に並ぶ大関魁皇は、小結豪栄道に寄り切られて初日から連敗となった。大関昇進後、連敗スタートした過去7場所のうち5場所で休場。記録どころか進退問題に発展しかねないピンチに陥った。横綱白鵬は土佐豊を上手投げで退け連勝。大関とりの関脇琴奨菊は初日を出し、かど番の大関琴欧洲は鶴竜に敗れた。

  ◇  ◇

 勝負は非情だ。13歳も年下の豪栄道のまわしに右手が届かない。先に上手を許してズルズル下がると、踏ん張れずに土俵を割った。完敗も、客席からのため息も初日と同じ。魁皇はふがいなさから顔をしかめ、小さく首をかしげた。

 「昨日よりはましだと思うけど、下半身の力が出ない」。野球やサッカーと違い、チームドクターは部屋に帯同していないため、前夜は治療を受けられなかった。腰の痛みを問われると「それは影響あるなあ」と力なく答えた。

 大関を務めた64場所で連敗スタートは7度あるが、そのうち5場所で休場に追い込まれている。計算上の休場確率は71%に上る。しかも、3日目に対戦する鶴竜には過去6勝9敗で、2連敗中と分が悪い。初日から3連敗なら休場率は100%にはね上がる。

 名古屋場所担当部長でもある師匠の友綱親方(元関脇魁輝)は「去年よりよくない。年だからだんだん悪くなっていく」と、あえて突き放した。1044勝は引退と背中合わせで積み重ねてきた実績でもある。

(2011年7月12日)

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