2000年10月のこと


1日(日) 運動会よもや話し

娘の運動会に参加した。見学ではなく、参加である。

 娘の活躍をディジタル媒体に納める行為は我が家では一切やらないため、各個人の記憶に残すのみである。

 で、以前から特別に気になっていることを、ちらりほらりと。

1)こんな奴らのためにハンディビデオがあるんだろう。
 録画もいいけど、少しは応援してあげろって。旦那がビデオ、奥さんがスチルカメラだと、子供が演技を終えて帰ってきても黙って撮影しているだけ。「頑張ったね」とか「よくやった」とか、声掛けるのが親の役目だと思うが、最近は違うらしい。
 あと、自宅で録画を見るのかなぁ。時々ビデオライブラリーを探って「これ、去年の運動会だぜ」とか言いながら家族で見るんだろうか。余計なお世話ではあるが、どーせ見ないんだから撮るの止めたら。

2)親参加の競技は真剣にやるなって
 初めての子供が幼稚園に上がった人ほどではないが、小学校もかなり真剣にやる。
 上の子(六年生)は、赤白分かれての綱引き。こういう頭使わなくいい競技は、イヤな予感がする。
 案の定、はじまると「どりゃー、そりゃー」「おーし、みんな腰下げろ」。オレも黙ってはいたが手が真っ赤になるくらい綱引っ張ったぜ。
 二回やって二回勝った。そりゃ、負けるより勝った方がいいけど、明日のこと考えて競技しているんだろうなぁ。オレは大事をとって今日は早く寝るぜ。
 中の子(二年生)は、親と子供で一つの輪の中に入って走っていって、そこで風船を割って戻ってくるという競技。
 子供を引きずるようにして走る奴、半べそかいても引っ張り回す奴、これって幼児虐待にならないか。

3)若い奥さんにはドキッ
 上の子が低学年だと30歳前だったりする。子供がいると身繕いに全く頓着しないか、以前と変わらず身繕いするかに分かれるが、身繕いに関係なく「若い頃は結構可愛かったんだろうなぁ」という人もたまにいる。
 きれいな人はいつまで経っても皺があってもシミがあっても綺麗なわけで、綺麗じゃない人は皺隠してもシミ抜いても綺麗じゃないわけで。ちなみに、私の女房はいつまでも可愛い。
 そういう奥さんに「いつもウチの子がお世話になっています」とか話の内容はどうでもいいんですけど声掛けられると、「まぁそういうこともあるでしょうけど、ちょっとそこでお茶でもしませんか」とかなりそうで、危ない。
 こんな田舎でちらっと噂でもたとうモノなら、あっという間に。それだけはさけなければならない。

 とにもかくにも天気も持って助かった。今度の土曜日は三女の幼稚園運動会だ。


2日(月) 歯医者には行きたくない

歯が痛い、食事に支障が出るくらい、歯が痛い。

 でも、歯医者は行きたいくない。なぜって、そりゃ、痛いからだ。
 オレの病気は分かっているんだ、歯槽膿漏だ。よーするに、歯茎が腐っているんだ。なんで腐るかというと、オレの唾液は人一倍(規定値以上)にカルシウムが多いらしい。なので、歯垢が溜まるとあっというまに歯茎を傷つける。傷からバイ菌入って膿むわけだ。
 日々の歯磨きをすると、洗面所は吐血したかのように真っ赤だ。昔、血の一滴はご飯一杯とか親に言われたが(信憑性0%)、こんなに出血すると、ご飯百杯では済まないような。
 治療法は至って簡単、歯茎に麻酔の注射をして歯茎を削り取るだけだ。この麻酔用の注射が、死ぬかと思うほど痛い。今、思い出しても背中に汗が出てきたぜ。
 でも、いつか麻酔用の注射の痛みを今の痛みが超えたときに、歯医者に行くことになるだろう。

 で、女房が歯医者に通っているとの情報を入手した。ので、そのへんの所に探りを入れた。
 最近は笑気ガス(笑って気を失わせるのか?)と言う奴で麻酔をかけるから痛くないそうだ。本当に信じていいのだろうか。
 歯茎の治療も超音波でなにやらやるらしい、確かめてみたいが勇気が。

 とりあえず鎮痛剤で抑えているが、明日の朝起きたときにまだ痛かったら、勇気出して歯医者行くかな。健康保険証だしたら痛くない治療してくれないだろうか。
 痛いときに泣けないから大人は不便だな。

 今夜も思いっきり歯磨きして、寝るぞ。歯磨きの痛さなんて注射に比べたら何でもないぜ。


3日(火) ラーメンとマージャン

 いつもの店でラーメン食った。
 ここのラーメンは、塩・醤油の他に賄い2というメニュがあり、賄い2にも塩と醤油がある。つまり、四種類あるわけだ。
 賄い2は、量が多い。通常のラーメンというは、麺が150g位らしいがここのは300gある。つまり、大盛りである。
 知らずに頼むと(って飛び込みで入れば知らないのは当たり前だが)、食べきれない人が多い。で、マスターも業を煮やして「小・中・大」とした。
 小が普通のラーメン、中が以前の量、とある。大の説明はないが、そもそも今までもどんぶりから盛り上がっている麺の量なので、大ってどうなるのかと心配。
 すっかり顔を覚えてくれていて、入ると「まかない、しお?」っと聞いてくれるので「ハイ」と答えるだけ。
 何度食べてもうまいなぁ、今日も食べにいこっと。

 麻雀をやった。最近、一週間に一度ペースだな。
 大勝したぜ、+453。テンピンだから四万五千三百円の勝ちと言うことになる。ま、月締め精算なのですぐにお金がもらえる訳じゃないですけど。
 仕事が終わって終電になるまでやることがほとんどなので、七時くらいから始めて十一時くらいまでの四時間で半荘六回〜八回程度になる。
 細かい話は分からない人には分からないので書かないが、オレ達がいつもやっているルール・レートだと、大勝ちすると500、大負けすると500位までいく。一晩五万はぼろもうけだし、五万負けたら相当痛手になるな。

 結局歯医者には行っていない。
 痛み止めアンド強力歯磨きで何とか乗り切れそう。
 ま、このまま一生乗り切れる訳じゃないけど、行けるところまでいくぜ。


4日(水) ケータイのマナー

これほどまでに急速に普及した機器は、後にも先にもないだろう。
競争の自由化が如何に大切か、を実証することになった。
で、新しい文化が急速に進歩すると、いままでの文化になじむまで軋轢が起こる。いわゆる「ケータイのマナー」である。

1)電車の中で使う。
 ペースメーカーの問題と、会話の問題がある。
 ペースメーカーの問題については、17センチだか22センチだか離せば問題ないということらしい。
 その距離は胸ポケットにケータイを入れて体が密接した場合に実現する。
 ケータイは通話していなくても電波を発信しているので、電車に乗る人が全てケータイの電源を切ってくれる保証はないだろうから、ケータイの電波で誤動作するペースメーカーの人は、満員電車には絶対に乗らないと思う。
 どーしても用事があって乗らなくちゃならない、とかいっても、馬鹿な若者が隣で携帯しない保証はないのだから、心配性な人は電車すら乗らないと思う。
 なので、ペースメーカーに誤動作があるとかうアナウンスを聞いていると、「誤動作するおそれがある人は、電車に乗らないでください」と言っているのと同じだ。
 それと、実際に誤動作して重大な事故に繋がったというニュースを聞かないのだが、これは私が新聞を読んでいないからかな。
 もう一つの会話の問題。これは全然気にしなくてもいいと思っている、すぐに慣れる。
 だってさ、大声で一車両中に響き渡るような迷惑会話をしている人は、いくらでもいる。若者は三人集まれば周りの迷惑考えないし、酔っぱらった企業戦士(戦死)も同様。
 よく、双方の話が聞こえる会話は耳障りではないけど、電話は片方しか聞こえないからとかの説明を聞いたことがあるけど、そんなに人の会話に聞き耳立てるなよ。どうしても耳についてしまう、ってそりゃ、おまえの訓練が足りないからだ。

2)病院で使う。
 医療機器の隣で使えば問題あるだろうけど、普通に使っていれば大丈夫。これも、全員がケータイの電源を切るということを期待できるはずないなので、機器の方で自衛しているはず、という理屈。
 ま、病院に来ている人は基本的に病人なので、マナーモードで受信してちょっと席を外してかけ直した方がいいかも。

3)映画館で使う。
 みっともないから止めろ。そんなことまでしてケータイしたかったら、ビデオで我慢しろ。

4)飲み屋で使う。
 カッコイイですよね。誰からもかかってこないケータイよりも何度かかってきて欲しいですね。
 でもまあ、仕事の電話はイヤですよね、飲んでいるわけですから。
 しかし、先に飲んでいるから電話くれ、ってしておいて店に入ったら圏外ってのもありがち。
 飲み屋って立地条件が悪い上に入り組んでいるから、電波が届かない所も多い。
 「ここ、ケータイ繋がりマス」みたいな看板が必要な時代も、すぐそこまで来ているかも。


5日(木) サラダうどん

 蒲田駅の駅ソバ、めん亭の話。

 ここの立ち食い蕎麦は、私の一番のお気に入りである。ソバは立ち食い専門であり、地方に行ったときには、駅で駅ソバを食べるのは楽しみである。
 職場が大井町になることが多く、その場合には電車を二駅わざわざ乗って食べにいくこともある。出勤時にわざわざ途中下車して食べることもある。

 ここのソバは、関西風と称して薄目の鰹出汁。薄いけれどもちゃんと味がする。
 ネギは万能ネギなので、緑の葉の部分(ネギって、どこから葉っぱなのか)が多い。
 メニュは比較的多い方だろう。天ぷら、たぬき、じゃこ、焼き豚、肉、他にもあったような気がする。
 いつも注文するのは、天玉(天ぷら+生卵)ソバで380円。毎日食べても飽きない。蒲田に仕事に行っていたときは、朝昼晩と食べていた。いつも混み合っているので、うまいと思っているのは私だけじゃないだろう。

 味がうまい店は、オペレーションも素晴らしい。

 食券を渡して五秒で出てくる。混んでいても、30秒は待たされない。
 見ていると、完璧な流れ作業になっていて、「ほほー」と感心させられる。

 実は、天玉ソバよりも好きなメニュがあった、夏季限定のサラダうどんである。
 ざるうどんにキャベツを山盛りのせて、シーチキンとコーンをまぶし、フレンチ系のドレッシングがかかっている。480円也。
 夏は、これを食べたいばっかりに、ほんと、わざわざ食べにいった。
 が、今年の夏の途中からメニューから消えてしまった。券売機のボタンに張り紙がしてあったので、意図的に販売を止めたと言うことだと思う。
 なんで止めたかは聞いていないが、あんまり数が出なかったのだろう。また、狭い店内で手間暇かけて儲けがあまりなかったのかも知れない。

 もしかしたら来年は復活しているかも知れない、と密かに期待はしているが。


6日(金) 完了

いやぁ、どーしてもうまくいかなかった仕事がうまくいった。なによりなにより。

最終的には私の設定ミスじゃなかったんだけど、解決するまでは完全に容疑者扱いだものね。

ま、ともかくうまくいったので、晴れてお役ご免。部下と一杯、いや、いっぱい飲んで家路についた。


7日(土) 最後の幼稚園運動会

 最後の三女の幼稚園運動会が終わった。これで、私も秋は終わった。

 少子化が進んでいるので、年少、年長で各二クラスしかない。なので、競技は年長・年少と順番にやるので、すぐに番が回ってくる。
 子供もゆっくり出来ないが、撮影班の私もゆっくり出来ない。

 ご多分に漏れず、親参加の競技があった。親子騎馬戦、とそのまんまベタな競技である。
 子供を背負い、背負われた子供の帽子を取り合う競技である。真面目にやるほどじゃないな、普段やっていない運動やると怪我するからのんびりいくか。だ・か・ら、真面目にやると怪我するって。

 だれも聞いていない。

 ヨウイ、ドン。うっ、前が土煙で見えないって。背中の子供達の奇声が、そこらじゅうからあがる。ザザァ〜、と滑る音が。転んだまま立ち上がれない。けど、だれも見ていない。ドンともう一度なって皆が引き上げるときに、やっと立ち上がる。腰を強く打ったらしい。場外へ。

 だから言ったでしょ、もう若くないんだから。

 そういえば、オレも最初の子の幼稚園運動会の時、張り切りすぎて膝すりむいたっけ。ずいぶん昔のことだから忘れていたな。
 我を忘れるってのはこういうことを言うんだな。


8日(日) パソコンに詳しいということ

 お仕事は、と聞かれて「コンピュータ関係です」と答えると、「こんどパソコン買おうと思っているのですけど」とか「Windowsが調子悪くて」とか「iMacって可愛いでしょ、買っても大丈夫?」とか、まるでコンピュータのことは全て知っているかのごとく聞いてくる人が、非常に多い。
 トヨタのディーラーに勤めているいるからと言って、全トヨタ車について詳しい訳じゃないだろ、コンピュータと言ってもプレステとかファミコンもそうだし、オフコン、メインフレーム、スパコンと。携帯だってコンピュータ満載だし、自動改札機もATM自動機もそうだ。
 だから、コンピュータ関係の仕事だからと言って、パソコンのこと知っていると思うな。

 でも、知っているだろうと思われて知らないと言うのはしゃくである。

 人間は悔しさからでしか成長できないから、私は、おとどしにiMacを買った。
 Macの世界は話にしか知らなかったから色々とかなりびっくりした。CD-ROMをソフトイジェクト(物理的なボタンを押すのではなく、画面操作で排出する)するのはカッコイイが(Windows95から出来るけど)、ゴミ箱にドラックするのは抵抗あるなぁ。
 メモリ管理も、なんか前近代的だぜ。マルチタスクも実装されていないし。
 でも、好きな人は好きなんだなぁ、という感覚は何となく分かってきた。

 パソコンと呼ばれているモノについてのトラブルや相談については、殆ど対応できるようになった。でも、全てが分かる訳じゃない。WindowsCEとかBeOSとかは分からない。ま、そのテをやっている人は他人に質問するような人じゃないが。

 仕事でもかなりパソコンは触っているが、私にパソコンのことは聞かないで。私は自衛隊なんだから、つまり、専守防衛ということ。聞かれれば答えられないことはないけど、聞かれなければ自分からは言わない。
 憲法で決まっているからな、自分から攻めていっちゃいけない、って。


9日(月) ありがとうを言わない女

 世の中には色々な女がいる。

 細かいことを言えば全て違うという話になるが、○○が出来るか出来ないか、で自分的には区別している。
・目が綺麗か汚いか。
・化粧が濃いか薄いか。
・髪型に気をつけているかつけていないか。
・酒が飲めるか飲めないか。
・タバコを吸うか吸わないか。
 で、ありがとうが言える女と言えない女、言わない女。

 仕事のことはさておいて、個人的な嗜好で女性とよく飲みに行く。ノンアルコールで食事だけの場合だってある。
 会計の段になって、何パターンかある。
・ご馳走しようとする。
 一応、「何で」と聞き返すが、殆どの場合は甘える。じゃ、二次会はオレが出すから、と言ったりもする。
・なんとしても割り勘に持ち込もうとする。
 オレの立場もあるんだから、あんまり強行に割り勘にするなよ。
・幾らかその場で払わないと気が済まない。
 お店の中でやりとりするのはみっともないと考えているので、相手が納得する額で手を打つ。
・とりあえず男性を立てて払ってもらい、あとで幾らか払う。
 いいねぇ、こういう大人のつきあいが出来るのは。「ごちそうさま、幾らですか」と、その眼差しだけで、下半身とろけそう。
 いずれにしろ、マナーはわきまえている。社会人なんだから、当たり前と言えば当たり前。
 だが、最低な女もいる。
・何事もなかったかのように店をでて、そのまま次の会話に入る女。
 男が払って当たり前と思っているのか、自分は全く楽しくなかったとの意思表示か。
 見た目どんなに美人でも、心ブスな女は金輪際ゴメンである。こんな女に一円でも使ったかと思うと、自分の目のなさにひどく落ち込む。
 今までのなかで、二人いた(分母が明確でないため確率は算出できない)。
 別に男が全額払うのがイヤだと言っているわけではない、どうせ払うなら気持ちよく払わせて欲しいのである。

 せっかくなら、一緒に気持ちよくなりたいでしょ。


10日(火) 会えて嬉しかった

久しぶりに彼女に会った。一ヶ月ぶりだと思う。

 一緒に念願だった焼鳥屋に行った。私がよく通っている店で、その話をするたびに「行きたいなぁ」と言っていたから、小さいながらも夢が実現したわけだ。

 彼女は職業婦人(とか書くと差別用語なんだろうなぁ)、子供を保育園に預けて働いている。生活が苦しくて、とか、遊ぶ金ほしさに、とかではなく、仕事(の内容)が好きだから働いている。子供を迎えに行かなくてはならないため、通常は定時で会社を終えてすぐに迎えに行く。なので、滅多に飲みに行くことは出来ない。

 そんな彼女にも、月に一度は堂々と旦那さんに子供を迎えに行ってもらえる日がある。鍵当番の日である。どう考えても最終退室者が自発的に鍵を掛けて帰宅すればいいと思うのだが、彼女の会社は当番制で鍵を掛ける習慣らしい。

 で、気が付いたら、鍵当番の日は私とデートする日になっているしい。

 会社の打ち合わせを「ちょっと人と会うので」と言って途中で抜け出して待ち合わせ場所に。少し遅れて彼女が来た、「あー、会いたかった」という気持ちになった。
 タダの知り合いではない、恋人同士でもない、友達なんだろうけどその表現はとても寂しい。
 お互いに恋愛感情は、少なくとも今はない。仕掛けるなら仕掛けるが、仕掛ける気がない。

 彼女にはなぜかざっくばらんに話をしてしまう。彼女もしてくれていると信じているが。女性には滅多にしない仕事の愚痴を話したりする。密かに進めている不倫の話をしていたりする。知り合いには誰にも言っていないここのサイト教えた。
 誰にも話せないことを誰にも話さないと誰にも分からない。だから、彼女だけには話しておきたいという気持ちなんだろうか。

 女性と飲むと、楽しいけれど気も遣う。また一緒に飲みに行きたいから嫌われたくないからであり、ひょとしたら二人だけの個室での二次会もあるかも知れないからそのための伏線も張らなくてはならない。
 彼女とは、そんな気遣い無用。なぜか絶対に嫌われない自信あるし、当面、どっち方向にも発展しないだろうと言う確信もある。

 そりゃ、抱きたい気持ちだってありますよ、寝起きの顔を見てみたい衝動に駆られることもある。ひょっとしたら、「キミが欲しい」とか口走ってしまうことだって、今後あるかも知れない。
 一般的な女性にだったら、そういう大人の関係になっても「遊びだから、またね」って冷たく別れること、出来ると思う。
 彼女に対して、そうなったらそう言える自信がない。どうして自信がないのかは、やっぱり、好きだからか。

 大人になって、人を好きになるのが臆病になった。「好き」って言える勇気もなくなった。


11日(水) 専業主婦のインターネット

今や猫も杓子もインターネット、って本当だろうか。

 実は自宅にあるiMacは私がインターネットに繋げた。CMでやっているように10秒では無理だったがそんなには苦労しなかった。
 接続したiMacは、しばらく私が使っていたが、気が付いたら子供が使うようになった。
 で、キラーアプリの登場、ポスペである。
 ポスペをインストールし、私のPCにもインストールし、メールのやりとりが始まった。
 女房にとってキーボードを使うのもマウスを使うのも初めて。
 なだめすかしてメールをやりとりしているウチに勝手に自信を付け、「友達とメールのやりとりをしたい」と言い出し、なんとかやりとりするようになった。
 で、もらったメールにURLが書かれていて、今度はホームページが見たいと言い出した。
 ブラウザの設定を済ませ、問題なく表示できるようにする。
 すると見る見るうちにネットサーフィンをし出す。速攻でテレホーダイに入り、「インターネットは22時から」とした。実際に割り引きサービスが始まるのは23時からだが、その時間からはじめると毎日2、3時までやっている事になるので、一時間くらいは大目にみることにした。

 とまあ、ウチの女房はすっかりインターネットにハマっているのだが、おそらく間違いなく、いきなりパソコンを買ってきても何も出来なかっただろう。
 女房に聞くところによると、買ったけれども・・・という人が沢山いるという。
 インターネットやるには、最初のハードルはかなり高いと言わざるを得ない。つながりさえすれば、使い方は習うより慣れろでいいだろう。
 どんなパソコン教室に通っても、使い方は教えてくれるだろうが繋ぎ方は教えてくれない。パソコンショップに頼むと、一件2万も取るらしいし。

 子供の作り方は教えてもらったが、異性の口説き方は誰も教えてくれない、というのと同じだろうか。


12日(木) 久しぶりの那覇

久しぶりに沖縄へ行った。

 今年のはじめに立ち上げたコールセンターの様子見である。ま、一時間くらいで終わるだろから、強行すれば日帰りが出来るが、そんなことはしない。
 二時間の飛行の上、やっと沖縄本島が見えてきて、海から那覇空港への着陸態勢をとって次第に高度を下げていったら、急に高度が上がった。
 何だか分からないけど、要は着陸しなかったわけだ。機内アナウンスで「自衛隊機が緊急着陸したため、管制塔の指示があるまで旋回します」と。
 窓から差し込む夕日が定期的に変わっていくこと数回、20分位してやっと着陸。

 今日は、現地のコンピュータ会社に行き、食事を一緒にすることにした。
 沖縄料理はだいぶ覚えた。何だかんだ言っても日本なので、覚えきれないほどメニュがあるわけではない。
 最初のビールがオリオンということと、焼酎のボトルの替わりに泡盛を飲むくらいである。

 今日の話題は、沖縄独立問題。
 沖縄が県から国家になると、我々システム屋は死ぬかと思うくらい仕事が増えるだろう、という見込みの上であれやこれや話す。
 そもそも、国になるにはどういう条件が必要なのか、誰に認めてもらえば国として機能できるのか。
 沖縄の隣には台湾があり、国と言っている人もいるし中国(チャイナ)だと言い張る人もいる。朝鮮半島も同じ。やっぱ、国連に申し立てて、戦勝五カ国が認めないとダメなのか。

 一緒に飲んだウチナー(沖縄県民のこと)の人は、小学校の頃は月のお小遣いが3ドルで、それだけあれば使い道に困るほどだったという。今、三ドルもらってもなぁ。
 米軍基地に近いコンビニとかは、ドルが使えるらしい。

 日本語がそのまま通用し、円が使える外国、そんなことにならないかなぁ。


13日(金) 喜屋武岬

沖縄まで仕事に行って仕事だけして帰ってくるほど、オレも馬鹿じゃない。

 仕事は午前中で終わりにして、午後はドライブ。
 もともと、そんなに多くの仕事があるわけじゃない。けど、何事にも現場主義の私としては、都内であっても沖縄であってもオレの仕事のやり方は変わらない。
 その場その場で飲み屋に通い詰め、女性と知り合うのも変わらないが。

 半年ほど通い詰めてGETした女性を呼びだして、半日遊んでもらうことに。
 今日は喜屋武岬(きゃんみさき)に行った。
 沖縄の戦争の歴史、琉球王国の歴史をこんなところで語るつもりはない。戦争の歴史についてはまだ終わっていないし。決して背を向けることは出来ないが、いつまでもこだわっていても前に進まない。
 本島は地図で見ると結構広そうだが、車で行くとすっごく近い。那覇市から南端のひめゆりの塔あたりまで一時間で行ってしまう。北端の辺戸岬までは4時間くらいだ。
 ま、沖縄には電車がないので(戦前はあったが戦争で壊されてそれっきり)、移動は車でするしかない。

 喜屋武岬は切り立った崖っぷちだ。
 真下に海が見えるし、結構怖い。波は落ち着いていたが。
 うーんと、一応観光地なんだから、未舗装路でしかも車がすれ違えないくらいの狭い道でしか行けないのはマズイだろ。
 おかげで、空いていていいのだが。

 時計を買ってあげた。
 おーい、ホテルに置いてくるんじゃない。ちょっとした輸入時計ショップで買った。時計だけじゃなんなので、リングも一緒に。リングは1000円もしない安物。

 空港で軽く夕飯を。ビールはやっぱりオリオンビールだな。
 次はいつ沖縄に行こうか。とりあえず、来月だな。


14日(土) 春と秋の行事

今日は一日喘息で入院していた。

 入院と言っても大病院にたっぷりじゃなくて、かかりつけの医者で吸入器をやっていた。
 とりあえず、夕方には解放された。

 毎年、春と秋に一度づつ、って感じかな。
 慣れちゃっているので、どうと言うことはないけど。


15日(日) みそ汁

今日も一日喘息で入院していた。だいぶいいので、明日は午前中診療だけ。

 夕方、買い物行って久しぶりにみそ汁を作ろうと素材を買った。
 味噌はあるので、長ネギ、豆腐、油揚げを買った。野菜関係は、冷蔵庫で寝てている奴で十分。
 女房は殆どみそ汁を作らない。長ネギが嫌いだからである。私は長ネギ大好き、ラーメンでもソバでも麺類を食べるときには山盛り入れる。結婚して一緒に暮らすまで知らなかった。

 当たり前だが、初めっから料理がうまい人はいない。特別な教育を受けない限り、多くの失敗の末に成功がある。
 みそ汁は、簡単に見えて簡単ではない料理だと思う。フランス料理は卵焼きに始まり卵焼きに終わると言うが、日本料理はみそ汁に始まりみそ汁に終わるだろう。

 「みそ汁なんて簡単じゃん」と思って作ってみていくつも分からないことが・・・。
 味噌はお湯を煮立ててから入れるのか、水のうちから入れるのか。入れてから溶かすのか、入れてかき混ぜればいいのか。
 具の入れる順番はあるのか、豆腐はいつ入れるのか。

 で、どうなったら完成なのか。

 最近では手際よく作れるようになったので、15分くらいで作れるようになった。最初の頃は30分あってもできなかった。

 料理はおもしろいよね。高い素材を使わなくたって、うまい料理ができるんだもの。特に、「おいしい」って食べてくれる人がいれば、いくらでもうまい料理が出来る。
 システム開発と似ているな。エンドユーザの喜んでくれる顔が唯一の救い。


16日(月) ホットコーヒー

今日も体調がいまいち。会社を休むほどじゃないので、午後に出勤することにした。

 ウチの次女が小学校二年で、学校の仲間でやっているバスケット部に入っている。
 この春から入ったのだけど、ま、バスケットといえるほどではなくて何とかボールを受け取ってパスができる程度。人数の関係から対外試合にも出ているけど、走り回っていることが多い。
 本人は、体を動かして汗をかく(幼稚園まではアトピーで全く汗をかけずに体温が上がってしまったので、運動厳禁だった)のが楽しいらしい。

 で、だれがバスケを教えているかというと、地元の消防署と市役所に勤めている人で、毎週火曜日と土曜日に練習している。コーチは三人いるとのこと。
 練習では、結構優しいコーチだが試合となるとかなりカッカするらしい。子供の親が順番に試合につきそうのだが、それが結構悩みだったらしい。
 特に、Kコーチはちょっとびっくりするくらいに怒鳴り散らすらしい。
 前回の対外試合ではウチの女房が当番で、一緒に子供についていったのだが、そのときはKコーチは怒鳴り散らさなかったらしい。なぜか機嫌が良かったとのこと。それ以来、Kコーチを丸め込めるのはウチの女房と言うことになったとのこと。
 で、女房にそのことを聞いたら、「Kコーチってコーヒー好きなんだよ、だからポットにホットコーヒーを入れていって、試合が終わったら差し上げただけだよ」。じゃ、どうしてコーヒー好きなのを知っているんだ、と聞くと、

 「この前試合が終わったあと、コーヒー飲みたいなぁ、ってボソッと言っていたから」

 ウーン、なんでおまえ、専業主婦やっているんだ。

 そのことはすぐにバスケ主婦仲間に広めたらしいが、「そんなことのためにわざわざポット用意するのはねぇ」と言う反応だったらしい。
 「ホットコーヒーくらいで機嫌良くやってくれるんだったら、いくらでも持っていくわよ」と女房。

 まだまだ彼女には学ぶことが多い。


17日(火) 得手不得手

イヤなイヤな仕事の終わりが見えてきて、ホッと一息。

 とりあえずだな、この業界に入って15年が過ぎようとしているが、何でも出来るスーパーマンじゃないことが分からないかなぁ、オレにこの仕事頼んだ人。
 一応、下請けだから言われたことはとりあえずはやるけど、期待されているレベルのモノは作れないって。

 八百屋だからと言って、いつでもスイカが買えると思うなよ。

 誰だって得手不得手があるから、不得手についてやってくれと言われてもどうしても集中できない。小手先でごまかしごまかしになる。

 ま、それも、今週でおしまいだ。早く金曜日にならないかなぁ。


18日(水) 初めての合コン

合コンはそれなりに、でしたな。

 いわゆる合コンに出席したことがなかったので、ちょっとだけわくわくドキドキ。

 6時スタートなので、幹事の人と早めに行くが誰も来ていない。先にビールを飲んで待つ。
 6時半頃に女性陣登場。なんで女の人は全員で一緒に来るかなぁ、そんなに単独行動って怖いのかぁ。
 で、初めての出席した合コンだけど、この最初に座った席で今日の全てが決まると言うことくらいは分かる。隣に座った女性が、どんなにタイプじゃなくてもその人を口説くしかないわけだ。
 わいわいがやがやと楽しく過ごせば良いのであれば、あっちを笑わせこっちを和ませれば良いのだが、それじゃ今後になんにも繋がっていかない。

 仕方ないので、あまり顔を見ないようにして徹底攻撃した。

 結局のところ、男五人女五人とかだと、近場の2,3人で話すだけになるし。
 面白い話っていっても初対面なんだからたいていの話は当たり障りのない話になるし。ホントに当たり障りがなかったら、なんにも印象に残らないし。

 なんとか携帯の番号だけは聞きだした。まだ、掛けていないけど。

 と言いながら、週末も合コンだったりする。


19日(木) 休肝日

今週は飲み過ぎだってば。

 なので、今日は休肝日にした。

 最近飲み過ぎ。
 外で飲まないときは家で飲まないようにしているだが、つい「これでもツマミつまみにして」って出してくれるモノだから、飲まずに入られないし。

 さて、一日空けたから、今日も飲むか。


20日(金) 会社の女子社員と懇親会

 今日は会社の新入女子社員と一緒に飲んだ、合コンと言えば合コンだが、懇親会と言っておこう。

 あいにく新宿は大雨で天気は最低。ま、逆に大雨を見て今日を思い出すこともあるだろう。
 私たちは仕事もそこそこに懇親会へ全力投球なので、すでに五時には仕事を終え、七時くらいから先に飲んでいた。彼女たちは、新入社員なのでそういうわけには行かず、八時頃になってやっと来た。

 先ずは、新宿一空いているギリシャ料理屋に行った。八時に行ったのにお客さんゼロ。やっぱ、予約の必要はなかった。
 窓際の席にゆったり座り、女性二人を囲んで男性が四人座る形。彼女たちもお酒が飲めない方じゃなかったし、お酒も口当たりの良いカクテルなので、皆、どんどん飲む。場も、どんどん進む。
 いやぁ、私が目を掛けただけあって、結構盛り上がる盛り上がる。こんなに盛り上がった飲み会は久しぶりである。

 ノリは良いんだけど、初めっから心配していたことがある。
 一次会のスタートが8時と言うことは二時間過ぎれば10時と言うことである。そこからもう一軒行くとすると帰りの電車が心配である。男性陣の帰りじゃなくて女性陣の帰り。いきなり初めから深いところへ行くつもりは全くないので、もう一軒行っても途中で返すことになるのかなぁ、それとも朝まで付き合えというのかなぁ。

 一次会を10時に出て、やっぱり大雨で。で、沖縄料理屋に電話して入れるか聞く。OK。
 歩くと結構あるんだよなぁ。とりあえず靖国通りまで出てタクシーで行くかなぁ、でも一台じゃ乗れないし、道はうまく説明できないし。
 と、通りまで出たら、一人足りない。勝手にネオン街に個人的にフェードアウトした模様。OK、OK。タクシー止めて無理矢理五人乗る。ワンメーターだけど、この大雨の中は歩けない。

 お店は大変混んでいたが、無理矢理席を作ってもらってなんとか座る。
 この店は全体が沖縄で、お客さんの過半数は沖縄県民である。
 沖縄の話で大いに盛り上がる。と言うか、全員が沖縄に傾倒しているので、メニュを見て満願の笑み。
 沖縄民謡を勝手にカラオケしたりして。

 一時を過ぎたところで彼女たちは帰るという。タクシーで五千円くらいの距離らしいが、お金がないから電車で帰るという。
 サッと福沢諭吉を出して「これで、車で帰りな」と。最初は彼女らも困惑していたが、「領収書もらってくればいいからさ」と言いくるめて、帰した。

 それからあと一時間くらい飲んで、もう一軒飲みに行って、ラーメン食べて帰った。

 さすがに同じ会社の女性をどうこうする気はなくて、とりあえず一歩引いて見ていた。
 20歳代前半の女性は、見ているだけで楽しい。


21日(土) 勉強会に出席する

有志で開催されている勉強会へ参加した。

 東京と大阪で定期的に開催されている。名古屋とか九州とかでもたまに開催される。
 仲間内でやっているので、講師も素人、会の運営も素人。和気あいあいとやっている。
 それでも、講義内容は旬の話題だし、色々と学ぶ面も多い。

 出席者は、各組織の最前線の現場でバリバリに働いている人ばかりである。しかも、会社の指示できているわけじゃなく自発的に参加しているので、問題に対する姿勢はまっすぐ。
 講義の内容も大切が、講義が終わったあとの講師を囲んでの懇親会もとても楽しみ。現場での悩みを思いっきりぶつけたり、愚痴をお互いに語り合ったり。会社内ではとても話せないような話を心ゆくまで。

 コンピュータ業界は、会社にいる間だけの勉強でも食ってはいける。年を重ねるだけの経験でも何とかなる。
 が、技術の進歩が早いので昨日までの不可能が今日からは常識なんてことはよくある。
 自ら自己投資して勉強していかないとあっという間においていかれる。
 そして、勉強しても勉強しても追いつかないほどの情報量。自ら全てを覚えるわけにはいかないので、「よく知っている人をよく知っている」という人脈も同じように重要。

 死にものぐるいでついていかなくても死ぬ訳じゃないけど、黙っておいておかれたら生きていく意味がない。


22日(日) 自宅でのんびりする

久しぶりに自宅でのんびりしてしまった。

 女房と子供は、次女のバスケ部の集まりでバーペキューに行ってしまった。
 私も誘われたが、今週はハードだったので休憩すると言って、断った。
 で、会場に送ってきて十一時半。のんびりテレビを見ながら、合間にインスタントラーメンを作って。
 ラーメン食べたら、目に付いた洗っていない食器を洗ったり、洗濯物を片づけたり。
 で、三時になったらもう迎えに行った。

 ちっとものんびりしなかった。


23日(月) みてはいけないモノ

最近の女子高校生は、ホント発育がいい。個人的な偏見かも知れないが。

 会社に行くとき、駅までの経路で「歩き」と「バス」のいずれかを選択できる。
 去年まではバイクだったのだが壊れてしまい、健康のために歩こうと思っている。
 だが、歩くことはまれで殆どがバス。
 なぜバスで行くのか、歩くと疲れると言うのではない、時間が間に合わないからでもない、徒歩経路上が高校生の通勤経路になっているからである。

 自宅と高校はごく近くにあり、駅までの経路を相当な回り道にしない限りは、どうしても高校生と出くわすことになる。
 なぜ、出くわすと困るのか、つい見てしまうからである(で、結果的に時間に遅れる)。

 最近の女子高校生は、流行も手伝ってか膝上10センチはあろうかと思うほどのミニスカートである。
 僕らの頃は膝下10センチ以上のスカートが多かった。最近は、なぜ、こんなにも短いのか。
 そういう彼女たち何十人とすれ違いながら駅に向かうのは、非常に困難を伴う。
 顔もノーメイクで十分通用するような子も中にはいるし、見とれていて電信柱にぶつかりそうになったことは、10回は下らない。

 見とれていると「なんだよ、オヤジ」という視線を投げかけてくる子も、たまにいる。至極当たり前な反応である。
 おそらく、ゴムマリのような彼女らに見とれている私はポカンと口を開け「あぁ」と漏らしているんだろうなぁ。

 出来るだけバス通勤しようと思っているが、たまには目の保養もいいだろう、と自分に言い聞かせている。


24日(火) 映画くらい見ないと

映画見るの久しぶりだなぁ、ホワイトアウト以来だ。

 今日は朝から本社で色々と調整作業とか、相談事とか、Webチェックとかしていた。
 で、三時頃終わったのだが、これからお客様先に行っても何時間も仕事できない。
 速攻でぴあのサイトをチェックして、映画を見に行くことにする。
 とりあえず、「それじゃ」といって会社を出て、金券ショップで前売り券を買って映画を見に行った。
 16:25からのX−MENは、空いていてよかった。
 映画は会社サボって見るに限るな。

 映画自体は、「ま、原作が漫画だからな」という気持ちはあったが、日本ならアニメにするところを、ハリウッドではSFXなわけだ。
 内容はとても面白かった。結構、感情移入してしまったぞ。

 で、映画終わって、一人で串上げや行って、帰宅。

 難しいこと考えないで楽しめる、これぞハリウッド映画なんだろう。


25日(水) 爽健美茶

こんなもの飲み続けていても、何にも変わらないと言うことは分かっていても、何かに期待している。

 日本だけではないだろうけど、「カラダにイイ食品」が氾濫している。栄養何とかというのもめちゃくちゃ多い。
 そんなものを、一個食べたからって、一本飲んだからって、健康になれるんだったら世話ないぜ。
 って、そもそも健康って何だっけ?

 健康は財産である、というのは至極まともな話しである。どんなに仕事が出来たって会社に来られなければ、何にもならない。
 だから、みな、健康を願う。
 普段から十分健康的な生活を送っている人はともかく、夜遅くまで毎晩酒を飲んだりする人が(オレか?)、毎朝、爽健美茶を一本飲んだからと言って健康になれるわけがない。
 でも、何もしないよりもまし、ではある。
 少なくとも、ここ数年は爽健美茶を飲み続けている。

 日本人に長寿が多いのは、日本茶に要因があるという説がある。中国茶はダメかなぁ。


26日(木) かおり

また、今夜も彼女に会える。

 久しぶりと言っても、先週の土曜日に半年ぶりにあって、何カ月ぶりか保留していたおみやげを渡してある。
 で、以前の仲間で集まろうということで、集まることにした。

 すっごく明るい子で、(あくまでも服の上からの感覚で)出るところが出ていて、とても性能良さそう。丸顔で、唇がとってもキュートなんですよね。
 何度か二人っきりで飲んだことがあった。
 で、二人でとっても盛り上がったときに、店を出て駅に向かう途中で手を握ってしまった。「ダメですよ、可愛い娘さんがいるんだから」と断りながら、手だけは離さなかった。暖かかったなぁ。

 それから、何度電話しても繋がらなくなってしまった。
 Callはしているのに、電話に出ない。嫌われたかと、思った。

 いつまでも待ち続けていることも、恋の一つと知った。


27日(金) ランチデート

 今日はランチデート、なんとか二週間に一度のペースにしたい。

 彼女は子供を保育園に預けて働いている。仕事が終わると子供を迎えに行くので、夜遊びはそうそうできない。
 旦那も生存しているし、お金に困っているわけでもない。仕事が好きなのだ。
 そんな彼女と知り合って二ヶ月以上になるか、すっかりランチデートが板に付いた。

 真っ昼間に他人の会社の前で待つのは、最初、勇気が必要だった。当然だが、彼女の同僚にも結構変な目で見られたりもした。最近は、全然気にしなくなった。
 食べに行くところは決まっていて、別に怪しげじゃなくて大勢のサラリーマンとOLが食事に来ている。はためには、会社の同僚同士で食事しているように見えるだろう。

 「オレ、給料出たばっかりだから、今日はおごるよ」
 「えー、ホント、嬉しいなぁ」
 どっちがお金を出すとか、そういうことは全くもめないし、見栄や意地も張らない。彼女にご馳走になったことも何度もあるし。
 色恋の話しは殆どでないが、あれやこれやの話しをずっとしっぱなで、一時間のお昼休みは短すぎる。

 一緒にお昼を食べて、とっても楽しいなぁ。次はいつにしようかなぁ。


28日(土) 小学校のバザー

 キレイな人はいつまでもキレイで、可愛い人はずっと可愛い。

 今日は娘の小学校のバザーに行って来た。バザー自身は体育館の中でやるのだが、体育館の周りで出店が出る。
 カレーとかヨーヨーとか。父兄で料理したり売ったりで結構ごった返す。
 何年か前、夏祭りのカレーが事件になったとき、ウチのバザーでのカレーは、作り終わったときに関係者全員で一斉に食べたそうです。

 で、長女が幼稚園の時から知っている人が今日も来ていた。
 直接は殆ど話したことはないけど、ちょっとびっくりするくらいの美人。化粧も最低限だと思うけど、髪をかき上げる仕草も色っぽい。

 若い頃は、すっごいもてたんだろうなぁ。


29日(日) 自分で料理

 今日は次女がバスケの試合で、女房が一緒に付いていったので私が昼飯を作った。

 チャーハンを作った。卵を火を通してピーマンを加え、ご飯を入れてから「チャーハンの基」をかけてできあがり。10分くらいか。
 ツナキャベツを。キャベツを生で細かく刻んで缶詰のツナをあえて塩・コショウをかけてかき混ぜる。金属のボールでやると冷たいままでとても食べやすい。
 自分で食べる場合はマユネーズを加えるが、子供と食べる場合には軽めのドレッシングであえて、コーンを入れる。

 野菜嫌いな三女も、ツナキャベツのキャベツは食べる。チャーハンのピーマンも食べる。
 子供は一般的に野菜が嫌いで、おそらく苦いからだと思うけど、料理の仕方によっては好んで食べる。

 食べにくいものはおいしいモノと一緒に。


30日(月) 常連の優越感

 常連になると言うことは、顔を覚えてもらうこと。そして、他のお客様と区別してもらうこと。

 事務所の近くにあるいつも行くラーメン屋に今日も行った。
 事務所から行ったときは、角を曲がってすぐが入り口なので曲がるまでは何人くらい並んでいるか分からない。角を越えて並んでいるときもあるが。
 今日は曲がってすぐに行列の最後が。数えてみたら12人。いつもは5人以上いたら他の店に行くが、たまには長くても並んでみるか、と。
 席に着いたときには、すでに40分経過していた。
 水をくんで席について、じっと待つ。
 「まかつーしおでいい?」
 「はい」
 いいねぇ、常連の常連たる証。
 たまに違うのを頼むので一応メニュを確認してくるのが、またイイ。

 5分くらいしてからやっとできあがり、食べ出す。何度食べてもうまいモノはうまい。
 半分位食べたところで、
 「水曜日ってこっちで仕事ですか」と、マスター。
 突然話しかけられるので、最初の数語が聞き取れないけど、顔を上げると私の方を向いているので、たぶん私に対しての言葉だと思い、
 「はい」とちょっとアクセントをあげて返事。
 「今度の水曜日、味噌やるから都合付くならきてみて」
 「はい、分かりました」

 ついに、味噌が出るのか・・・。
 小さくて大行列な店なのであまりメニュを増やせないとは聞いていたのだが、しょうゆ、しおと来たらみそでしょフツー。
 カウンターの中で調味しているのは何度かみた。自分なりに満足した味が出来たら、きっと常連さん達と試食するんだろうなぁ、とも思っていた。
 で、その白羽が私に来るとは思っても見なかった。

 すっげぇー嬉しい。
 長い間通ってよかった、ジーンと胸が焦げた。
 食べ終わって店を出ると、まだ10人以上並んでいた。その前を「オレは常連だぜ、フン」と心の中だけでつぶやいて歩き去った。

 オレは、自慢じゃないけど味はうるさい。「うまい」か「うまくない」かの違いしか分かりません(すみません)。
 あと、多少、「甘い」「辛い」「苦い」位しか分かりません。
 そんな奴に、食わせていいのか、とも思ったが、絶対に辞退しません。

 会社休んでも、その日は食べに行くぞ。


31日(火) 好き嫌いせずに仕事する

 イヤでイヤで仕方がないプロジェクトに復帰することになりそう。

 Webサイトからの商品発注システムを作りたいから、どんなハードウェアが必要で、どんなソフトウェアが必要で、どんなネットワーク構成になるか。
 めんどくさいなぁ。テキトーにやっといて欲しいなぁ。

 オレは、MLへの投稿とか掲示板へのカキコとかで忙しいんだから。
 夜は飲みに行かなくちゃいけないし、会社の女の子とも合コンしなくちゃならない。
 沖縄にも出張しなくちゃいけないし、大阪とか福岡へも行かなくちゃいけない。
 仕事してる場合じゃないんだから。

 これから冬になるのに、朝早いのはイヤだなぁ。サラリーマンは辛い。


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