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2011年7月12日6時40分

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不明女児の母、重機操り捜索続ける 石巻の大川小

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写真:大川小の6年生だった平塚小晴さんを捜し出そうと重機を使って同小の南側を掘り起こす母親のなおみさん(37)。震災後、他の遺族らとともに校舎周辺をスコップで掘り続けたが、「より広い範囲を捜したい」と先月下旬に重機のオペレーター資格を取得した=11日、宮城県石巻市、遠藤啓生撮影拡大大川小の6年生だった平塚小晴さんを捜し出そうと重機を使って同小の南側を掘り起こす母親のなおみさん(37)。震災後、他の遺族らとともに校舎周辺をスコップで掘り続けたが、「より広い範囲を捜したい」と先月下旬に重機のオペレーター資格を取得した=11日、宮城県石巻市、遠藤啓生撮影

 児童と教職員に多くの犠牲者を出した宮城県石巻市の大川小学校では、震災から4カ月を迎えた11日も、遺族や機動隊員による捜索が続いた。

 同小では児童6人、教諭1人がいまだに見つかっていない。6年生の平塚小晴さん(12)も、その一人。母親のなおみさん(37)は、「はやくおうちに帰してあげたい」と震災翌日からスコップを手にし、6月には重機のオペレーターの資格を得て、娘を捜す。

 警察も捜索を続ける。この日、大阪府警の警察官約160人がひざ下まで水につかりながら、積もった土砂をスコップで掘り返し、衣服などを手でより分けて捜索を続けた。

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