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【プロ野球】

ドラ1対決制して塩見2勝目

2011年7月12日 紙面から

◇楽天5−3日本ハム

 冷や汗あり、脂汗あり。あふれる汗を何度もぬぐう。楽天・塩見が2被弾しながらも6イニングを3失点。斎藤との今季初となるドラフト1位新人腕対決を制し、のどから手が出るほどほしかった2勝目を手にした。

 「長かったです。我慢で我慢で。いつか(この日が)来ると思っていた。打線に感謝してます」。デビュー戦だった5月5日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で初勝利を挙げてから8試合白星なし。この日は打線が斎藤を攻略してくれたが、これまで降板後にベンチで味方が逆転される場面に遭遇することが多かったことから、ゲームセットまでベンチ裏にこもっていたという。

 1988年生まれ。同僚の田中、斎藤ら実力派がそろう黄金世代の一人だが、プロ入りまではツキミソウの存在だった。八戸大出身で愛媛・帝京第五高時代はほぼ無名。常にスポットライトを浴びる斎藤とは大学日本代表の合宿でも一言も会話することができなかったという。斎藤に対しては「多少は意識した。けれど、僕は打者と勝負するので。そこだけは忘れずにと思って投げた」。気負うことなく、粘りのピッチングを続け、チームを最下位転落の危機から救った。

  (鶴田真也)

 

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