中朝の友好条約50周年 中国で“不要論”が噴出(07/11 20:00)

 朝鮮戦争の後、中国と北朝鮮とが友好条約を結んでから50年を迎え、中朝双方で記念行事が行われています。

 友好条約50年を祝うため、両国の政府関係者は北京と平壌を相互訪問しました。1961年に結ばれた中朝友好条約には、どちらかが攻撃を受ければ他方が軍事援助するという自動介入条項があり、同盟の要になっています。しかし、軍事力を背景に瀬戸際外交を繰り返す北朝鮮に、中国国内では条約不要論も出ています。11日朝の中国の新聞は「北の暴発を防ぐために条約は必要だ」と、あえて必要性を強調しています。一方、北朝鮮と中国が先月交わした経済協力での合意文書で、投資家保護など改革解放を求める中国への配慮が織り込まれ、中国頼みの北側の経済状況が浮き彫りになっています。

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