猛暑と節電 大人のあせも急増
K10041406211_1107112223_1107112232
NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

猛暑と節電 大人のあせも急増

7月11日 22時21分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

あせもというと、子どもがなりやすい症状ですが、連日の猛暑と節電の影響もあってか、ことしの夏、大人であせもの症状を訴える人が増えています。

このうち、東京・中央区にある皮膚科の医院では、5月の連休明けから、大人であせもの症状を訴える患者が増え始め、現在はいつもの年のピークの8月並みに患者が増えているということです。その原因には、猛暑が続いていることに加えて、職場などでの節電で冷房を弱くしていることも関係しているとみられ、たくさんの汗をかいた状態でそのままにして、あせもになる人が目立っているということです。治療に訪れた37歳の女性は、「オフィスは節電でとても暑く、常に汗をかいているような状態で、首がかゆくなって、とても困っています」と話していました。医院によりますと、あせもを防ぐには、こまめに汗を拭き取ること、汗を吸収しやすい素材の衣服を着ること、そして、首の後ろを保冷剤などで冷やして汗を抑えるようにすることも効果的だということです。慶田朋子医師は「去年も猛暑でしたが、ことしは節電で冷房が弱いこともあって患者が増えています。アトピー性皮膚炎など皮膚の弱い人があせもになりやすいので、特に注意が必要です」と話しています。