2011年5月17日 11時11分 更新:5月17日 11時32分
東京電力福島第1原発の敷地内にたまった放射性物質を含む汚染水を貯蔵するため、東電が静岡市から譲り受けた人工の浮き島「メガフロート」が17日午前8時ごろ、福島県いわき市の小名浜港に到着した。19日夜に同港を出発し、順調なら20日朝、原発に到着する。
メガフロートは全長約136メートル、幅約46メートル、高さ3メートルの鋼鉄製。内部に約1万トンの水をためることができ、東電は低濃度汚染水の一時貯蔵に利用することを考えている。静岡市の清水港で海釣り場として利用されていたが、4月に東電に引き渡され、横浜港で防水処理などを行い、15日に出港していた。【関雄輔、和泉清充】