バスケ青春の詩

バスケ青春の詩
自分の想いの言葉を綴っています。

事実を知るにつれ…

2011-07-12 00:36:10 | 記事一覧
平成23年7月12日 火曜日
 
「事実を知るにつれ…」


自衛官の娘だろうと、

警察官の娘だろうと、

学校の先生の娘だろうと…

教え育てる責任が親にあることに間違いありません。

いつまで教え育てる
責任があるのでしょうか?

我が子はいつ自立し
自律するのでしょうか?

我が子が、自立し自律したからといって親として為すべきことはあります。

しかし、自立し自律した我が子はひとりで
人生を歩んで行くのです。

その歩みを見守ることが親の務めだと思っています…が、

娘のことを、しっかり見守ることをしなかったことは確かです。

それは親の職業に関係のない…

親と我が子のあり方です。


幹部自衛官として娘を
育てるのではありません。


我が子が生まれ、親となり…


我が子を育てる責任は親になったすべての人が持ち…


それを果たすために、
親も学び成長して行くのです。


自衛官の制服を着て、
我が子を育てるわけではないのです。

それがわからないのは
、自分が親になったことのない者が…

親の意味も訳もわかららない未熟な者が、

興味本位に語っている
戯言に過ぎないのです。


世俗的に興味本位に書き立てる…

その事実の方が面白いからです。

人の不幸には興味があるという煩悩という、

誰もが持つ人としての性なのでしょう。

それを面に出すか、
その想い自体を忌み嫌う心を持つのか…

それこそ、
その人がどのような
親に育てられたかによると思います。

私を自衛官でありながら親として、

まともな娘に育てられなかった税金泥棒と言うならば


そのように言う人を育てた親の責任でしょう。

そしてそのように育った人の品性の問題なのです。



さて、長女の最後の
三年間の生活の事実を知るにつれ…


父親が一緒に暮らしていて、

その事実に気付くことが出来なかったこと


父親としての悔やみと
気付くことができなかった自分自身にどうしようもない想いが…


胸いっぱいに渦巻いています。


皆さんから励ましの
お言葉をいただいたことに心から感謝しています。


一方で事実を知るにつれ

娘を救うことが出来なかった者が父親だと言えるのか?…と自問するのみです。


自問しても仕方ないことです。


気付くべきもっとも近くにいた親が、

それに気付き、
その道を正すことが出来なかったのです。


しかし今となっては、
それは真実であり父親
として認めてその責めを受け入れるしかありません。


それを受け入れて、
娘の命が奪われたことに…

その無念を晴らすべく
、向かって行かなければならないと確信しています。


娘を逝かせてしまった
運命を引き寄せたのは…


娘自身にもありますが
、父親の私が娘の運命を引き寄せたことは確かです。


ショックは隠しきれません…

ですから、
公判では娘に対して

父親として為すべきことを為さなかったことを正直に伝えようと思います。


それが…
娘だけの行いが、
命を奪われた運命に
出会ったすべての原因ではなく、

父親の私が娘に対して
親として為すべきことを怠ったことも、

娘の運命に大きく関与しているのです。



父親のあり方が、
今回の娘の命が奪われた現実を招いた大きな
一因であることは間違いないと思います。


しかし、父親と娘が
招いた娘の運命であったとしても、


その結果が命を絶たれるということが…

因果であると受け入れることはできません。

だから娘の命を奪った
者を赦すことはできません。


その罪を償うべき量刑
をもって報われるべきなのは当然だと、強く思うのです。


しかし、報われるべき罪と、償うべき量刑を判断するのは娘のことを知らない、

娘の生きた事実しかわからない人達が判断するのです。

娘の命を奪った者は、
人を殺した罪を償うべきことは理解されるでしょうが…

一方で、
命を奪われた者の行いも、

その運命と出会った
一因ではないか…

との想いを持たれると思います。


普通に仕事をして生きていた人が同じように命を奪われたときと、


娘のように職業不詳といわれる者が命を奪われる場合とでは、


持つ心象に違いがでるのは明らかだと思います。


父親の私は、
命を奪われたまでに至る事実を認めながら…

娘の生い立ちをしっかりと、その方達に伝えるしかありません。


最後の職業不詳という
生業が命を奪われた原因ではなく…


いかなる生業であったとしても、

人の命を奪った行為について罪は償われるべきだと…

親として訴えていきます。

絶対に娘の命を奪った者を、相応の償いで報わせるために…

親としての務めを果たしていきます。
ジャンル:モブログ
コメント (0) |  この記事についてブログを書く  |  Messenger この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック
« 愚直と器量 | トップ

コメント

コメントはありません。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。
 ※ 
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁

トラックバック

現在、トラックバックを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。