ある日、立ち寄った本屋で見かけたあかがね色の本。
何故か気を惹かれたその本を手にした時、雪村あさひは地球から始原世界オリジンへと召喚された。
気付いた場所で出会ったのは、自らを人型機動兵器モナドトルーパーの制御ユニット、アニマ・ムンディと名乗る少女。
彼女はあさひを『フォーリナー』と呼び、自らの半身たるモナドトルーパーに搭乗するよう促す。
だが、格納庫まで辿り着いた二人に鉄の獣が襲いかかる。
すんでのところであさひたちを救ったのは、VF団のA級エージェントを名乗る一人の少年、ローレンだった。
オリジンを含む多元世界『三千世界』の統一のための組織であるVF団の助けとするため、フォーリナーであるあさひを救いに来たのだと彼は言う。
同じくその場に現れた、VF団とは敵対関係にあるという組織、神炎同盟からフォーリナーを保護するために来たという、アムルタートの龍、フェルゲニシュと更にそれとは別口からフォーリナーの手助けをするよう頼まれたのだと語る謎の女、サペリア。
事情も思惑も食い違うが、その中心にいるあさひを軸としてぎこちないながらも行動を共にする一行。
やがて辿り着いた集落で、あさひはオリジンの現実を目の当たりにする。
それぞれの組織が語るそれぞれの大義。
そして、それらすべてを超越し、破壊せんとする夕闇の使徒ダスクフレアがあさひ達に迫る。
異能の力が、龍の咆哮が、光の指先が、そして、明日を掴む鋼の腕が、希望へ続く道を切り開かんとダスクフレアと激突する!
――異界戦記カオスフレア Second Chapter――
『曙光の異邦人』
人よ、未来を侵略せよ!