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◆大相撲名古屋場所初日 ○嘉風(送り出し)魁皇●(10日・愛知県体育館) 千代の富士が持つ史上最多の通算1045勝にあと1勝と迫っている大関・魁皇は、西前頭筆頭の嘉風に送り出され、タイ記録は2日目以降に持ち越しとなった。初場所以来、半年ぶりの通常開催となった場所の初日。史上初の8場所連続優勝がかかる横綱・白鵬は西小結の栃ノ心を寄り切り好発進。大関取りに挑む関脇・琴奨菊は西前頭2枚目の豊ノ島に敗れ、苦難のスタートとなった。
期待の魁皇コールが一瞬でため息に変わった。不滅の1045勝へ挑んだ嘉風戦。過去、2戦2勝の相手にいなされ、後ろに回られた。最後は一気に送り出され、たまり席まで転がり落ちた。首をひねって苦笑いを浮かべた初日。「反応が鈍かった。やることが中途半端だった」支度部屋でいつものように冷静に敗因を分析した。
5月場所千秋楽で白鵬を破り、1044勝とした。一方で横綱との力相撲の代償は大きかった。座骨神経痛を再発。6月は稽古でしこも踏めない状況に陥った。下旬にはかかりつけの奈良県内の接骨院で治療。同時に連日、プールで水の抵抗を受けながら2時間近く歩いて稽古不足を補ったが状態は上向かなかった。
番付発表後は目標にしていた関取と稽古ができなかった。伊勢神宮参拝など公式行事も重なって多忙を極め、逆に奈良の接骨院に2度も通院することに。「ちょっと稽古が足りない。関取と稽古しなかったから立ち合いが合わせにくかった」と唇をかみしめた。
八百長問題の影響で春場所は中止。夏は異例の無料公開だった。半年ぶりの通常開催も観衆は5500人。野球賭博で揺れた昨年の7200人を大きく割り込み、協会に記録が残る85年以降で名古屋の初日として最低を記録した。放駒理事長(元大関・魁傑)は「満員御礼にならなくて残念」と話した。
場所前、魁皇は「どれだけお客さんが少なかろうが一人でも応援してくれる人がいれば、その人のためにオレは頑張りたい」と言った。館内が寂しくとも、見てくれる人がいれば全力を尽くす。それが魁皇のプロ魂だ。「通常開催と言っても自分の中では変わらない」。2日目の豪栄道戦。館内のコールに応える精いっぱいの相撲で記念の白星をつかむ。
(2011年7月11日06時03分 スポーツ報知)
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