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コメ卸業者間の価格が大幅上昇 大震災で供給懸念

2011年07月11日 18:41

 コメ卸業者などの間で取引される2010年産米の大幅な価格上昇が続いている。震災や原発事故を受けた供給懸念から卸業者が在庫確保に動き、取引に出回るコメが不足しているためだ。一部の銘柄では50%近く値上がりしている。

 大手スーパーなどの小売価格への影響は少ないとの見方が大勢だが、11年産米の作柄や放射性物質の影響が分かるまでは高値水準が続く可能性がある。

 民間調査会社の米穀データバンクによると、ブランド銘柄の秋田県産あきたこまちは、震災前の3月9日に60キロ当たり1万2500円(関東の高値ベース)だったが、7月6日には1万8700円と49・6%上昇した。



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