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第93回全国高校野球:広島大会 球児の夏「感謝」胸に−−開幕 /広島

毎日新聞 7月10日(日)14時53分配信

 ◇熱中症相次ぐ 第2試合は没収試合
 第93回全国高校野球選手権広島大会(県高野連、朝日新聞社、県教委主催)が9日、南区のマツダスタジアムで開幕した。開会式後にあった2試合では、熱中症とみられる症状でプレーできなくなる選手が続出。午後2時46分に始まった第2試合の広島井口−広島工大高は、延長十三回まで行われたが、広島工大高の選手20人のうち8人がプレー不能になり、出場できる選手が足りなくなった。このため没収試合となり、広島井口が2回戦に進むことになった。
 広島地方気象台によると、午後3時現在の広島市の気温は31・4度、湿度53%、南西の風5・2メートルだった。
 開会式では、県高野連の榊原恒雄会長が「チーム力を存分に発揮し、汗と涙を全力で流せるよう戦って下さい」とあいさつ。福山葦陽の高橋伸明主将(3年)が「あの震災から4カ月。支えてくれた家族、満足に野球ができる環境、共に戦う仲間に感謝し、忘れてはいけない震災を胸に、忘れられない夏になるよう、全力でプレーすることを誓います」と選手宣誓した。【北浦静香】
 ▽1回戦

  000000000=0
  00000001×=1
賀茂
 (広)横井−樺島
 (賀)河崎−藤岡
▽三塁打 尾里(広)
▽二塁打 藤岡(賀)
広島井口
  0110030011000=7
  0010031101000=7
広島工大高
 (延長十三回終了、没収試合。広島工大高が人数不足になったため、広島井口の勝利)
 (井)藤田、奥田−中岡
 (工)孫、宮本、松崎、河口−荒岡、中村
▽本塁打 青木(井)
▽三塁打 奥田、久保井、中岡(井)和田(工)
▽二塁打 山本康、森田(井)孫(工)
………………………………………………………………………………………………………
 ■熱球
 ◇いいチームに成長−−広・横井広幸投手(3年)
 昨秋、新チームとなり、背番号1を託された。しかし、秋季県大会では地区予選で敗退するなど結果が残せなかった。「1人1人が、走れない、体も弱い、力もない。歴代で最も弱いチーム」と自覚した。
 自らの非力さも感じた。「まだまだエースにふさわしくない。他の選手に負けている」。球速や制球力アップを狙い、週2、3回のペースで10キロを走り込んだ。1試合を投げ抜くスタミナをつけた。
 臨んだ最後の夏。七回まで相手打線を抑え込んだ。だが八回、1死三塁とされ、「空振りを狙おう」と投げ込んだ得意のスライダーが暴投に。三塁から走者が還り決勝点を許した。
 敗北を喫したが、被安打はわずか4。エースの役割を果たした。「これだけの試合ができて『歴代最弱』ではなく、いいチームに成長したと思う。1年間やってきたことがこの試合で全部出せた」と話した。【北浦静香】

7月10日朝刊

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最終更新:7月10日(日)14時53分

毎日新聞

 

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