NAND型フラッシュメモリー:東芝がサムスンを追撃

 携帯機器用フラッシュメモリー(NAND型フラッシュメモリー)の世界市場で、1位のサムスン電子を東芝が追い上げている。

 米国のIT(情報技術)専門市場調査機関アイサプライは10日、サムスン電子が第1四半期に世界のNAND型フラッシュメモリー市場で売上高19億1200万ドル(約1540億円)を記録し、シェア35.9%でトップに立ったと発表した。

 2位は東芝でシェア35.6%(売上高18億9500万ドル=約1528億円)。サムスンとわずか0.3ポイント差に迫っている。昨年第4四半期には、両社のシェアは1.1ポイント開いていた。

 IT業界の関係者は、東芝の売り上げが伸びた背景について「米アップルがサムスン電子をけん制する意味で、(東芝への)『iPad(アイパッド)』などの部品注文を増やしたため」との見方を示している。

白承宰(ペ・スンジェ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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