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横浜ビジネスパークにおいて「ホタルを楽しむ夕べ」を開催しました

ビオトープ作りに協力した鈴木学長の挨拶

ビオトープ作りに協力した鈴木学長の挨拶

2011年6月11日(土)の午後,天王町駅に程近い横浜ビジネスパーク(YBP)において,毎年恒例の「ホタルを楽しむ夕べ」を野村不動産と本学が共催で開催しました。

人間が便利さと豊かさを追求する陰で,多くの生物とその生息地が失われて来ました。里山に代表される「人々の生活と結びついた自然」や「身近にあった自然」が変容し,憩いや心のゆとり,ひいては豊かな文化や精神性の喪失につながっています。

「ホタルを楽しむ夕べ」は,地域住民にホタルの鑑賞を通じて環境問題や自然の大切さを考えるきっかけをつくってもらうために,野村不動産が2007年から主催している地域参加型CSR事業です。YBP内の屋外オープンスペース「ベリーニの丘」に設置された『ホタル観賞館』において,ホタルの飛翔が観察できます。地元小学生が参加する総合学習プログラム『ビオトープ観察会』(6 月~9 月)や『稲作り体験』(5 月~11 月)には,本学環境情報学府及び教育人間科学部、理工学部の学生が,環境教育ボランティアとして協力しています。

水と緑に恵まれた豊かな丘陵地が広がっていた保土ヶ谷には,メダカやホタルなどの身近な自然に触れ合あえる多くの場所がありました。しかしながら,高度成長期以降の宅地化やオフィス地域拡大により,地域の子どもたちが身近な動植物を実体験する場が減少してきました。ディベロッパーである野村不動産は,職住環境の整備で失われがちな自然を,生物生息環境の最小単位空間である“ビオトープ”として自らが経営するオフィス空間に再現しようというわけです。

本学がこの事業に関わるきっかけは,野村不動産がビオトープ作りの技術的な面に加え,企業市民としの地域連携のあり方についてのアドバイスを,生態学と経営学の両面から環境再生研究と実践を幅広く手掛けてきた鈴木学長に求めたことです。

「ホタルを楽しむ夕べ」では,地域やYBPのテナント企業の親子の参加により,ビオトープへの「メダカとドジョウの放流会」と,「ホタル籠・草玩具・ローソクづくり,火起こし体験」,「土壌生物観察会」,最後に「ホタルの飛翔鑑賞会」が催されました。本学からは,鈴木学長と大野COEフェロー他ボランティア学生が参加しました。ボランティアとして,2008年から本年度までに延べ18名の本学学生が参加しています。
本学の学生がボランティアで活躍しました

本学の学生がボランティアで活躍しました

多くの子どもたちがホタルとふれあいました

多くの子どもたちがホタルとふれあいました

(担当:総務部広報・渉外室)


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