八百長問題の影響で半年ぶりの本場所興行となる大相撲名古屋場所が10日、名古屋市中区の愛知県体育館で開幕した。土俵上での初日あいさつで、日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は「協会員一同は一人一人が自覚を持ち、一丸となって再発防止に取り組み、皆さまの信頼回復を目指し、全力にて努力していく覚悟」と、再生場所に臨む決意を述べた。
館内は空席も目立った。
相撲協会は2月の八百長問題発覚を受け、3月の春場所を中止。特別調査委員会を設置して4月には関与者25人を処分した。5月は再発防止策を導入して夏場所に代わる無料公開の技量審査場所を実施。