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【プロ野球】巨人 今季初の3タテ 由伸は1500安打2011年7月11日 紙面から
◆巨人3−0広島場内への一礼に万感の思いをこめた。巨人・高橋由から区切りとなるヒットが生まれた。2打数2安打で迎えた5回の第3打席。直球を流し打った打球は三塁線をきれいに破っていった。4月17日の広島戦(マツダ)以来今季2度目の猛打賞で、通算1500安打。チーム今季初の同一カード3連勝に花を添えた。 「難しいかなと思った時期があったので、周りに感謝したい」。高橋由は達成の味をしみじみとかみしめた。腰の手術などの苦難があっただけに「野球を想像できなかった時期があった。それを思えば、よかった」と感慨深げ。原監督は「すばらしい数字。いいコンディションで試合に出れば2000安打も夢ではない」とたたえた。 指揮官の言葉には戦略的な意味もある。ここ2試合は高橋由を2番に入れた。強打でつなぐ新オーダーが効果を表してきている。その象徴が1回の攻撃。1番・坂本が凡退後、高橋由が左中間二塁打。イレギュラーバウンドという幸運な形ながら、ラミレスの先制適時打を誘発した。 「2番・由伸は機能してると思います」と原監督。この日も2つの内野ゴロで2点を挙げるなど、現在は足とつなぎで得点せざるを得ない状況だけに、高橋由も「何らかの形でつなげられたら」と任された役割を全うする決意でいる。 12日からは阪神、ヤクルト、中日との9連戦が控える。その正念場を前に、5月15日の広島戦(マツダ)から18日の楽天戦(Kスタ宮城)以来となる3連勝。「いいリズムで9連戦を迎えられることは楽しみです」と意気込む原監督。高橋由も「3つ勝ったことは何かが変わるきっかけになるのでは」と力強く言い切った。 (川越亮太) PR情報
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