<卒業する娘へ>
今回の18歳の卒業は、今までの卒業の中で、
喜びや悔しさや悲しみや怒りや、たくさんの感情が詰まった、
そして多くの出会いがあった3年間であったのではなかったかな?
中学2年生でバスケ県選抜に選ばれて、
仲間達と高校に進み、
共に誓い、共に汗し、共に涙し、共に悔しさを味わい、共に喜び、共に達成し、
すばらしい仲間達と共に貴女はたくましく成長しました。
仲間達と共有した3年間は、良いも悪いも本当に、本当に充実した時間だったと思います。
一方で、貴女が苦しんでいたことを父も、母も知らずにいたことは、
父親として、母親として、すまなかったと思っています。
思い出せば、1年生でU-18トップエンデバ−に入り
全日本候補に選ばれたことは嬉しいこととともに、
それよりもその重圧が貴女には苦しかったこと・・・・いじめられ、あせり、
たった一人、霧につつまれた闇を歩むように、
仲間達もその苦しさはわかりようもなかった、
だから仲間達に話していたとしても、
県から一人だけ全日本候補にえらばれたことで悩むことなど、
贅沢な悩みだと思われるかもしれなかった・・・。
父も、母も、それに気づかず、娘が選ばれたという、
すごさだけに感激し期待してしまいました。「やっぱり、娘の才能はすごいんだ」
ってね・・・。
しかし、16歳の貴女にとって、それは耐えられない重圧だったのだと思います。
そんな心の痛みを抱えながら、
貴女はママの胸で「もうバスケをやめたい・・・」と泣いたこともありました。
そして、貴女の悩みを知り、貴女の苦しみを知ったときに、
父も母も、親として娘の心の痛みに何も気づいてあげられなかった。
そして、親たる自分達の単純さに愕然としました。
本当に、本当にすまなかったね・・・。
でも、貴女は、今、すごくたくましいアスリートに成長しました・・・
その精神的な成長は、貴女の仲間にも打ち明けられない、
自分個人の心の痛みという、苦しみの経験があったことで、
他人の心の痛みも知ることができるようになり、
そのことが成長のひとつの糧(かて)になったことも事実だと思います。
また、貴女は、自分で自分のことを誰よりも知っているのだと思います。
お姉ちゃんとも弟とも違うものを、貴女は心の中に持っているのだと思います。
一言でいえば、大地にしっかりと張った大樹の根のような「信念」・・・でしょうか?
貴女がこれから進もうとしている道は、どこに向かっているのでしょうか?
弟は、夢をはっきりと語ります。
お姉ちゃんは、現実的に、自分の進む道を選び、もがきながらもその道を行こうとしています。
貴女は、どこを目指しているのでしょうか・・・
きっと、貴女の心の中には、大きな根っこをもった大樹が、芽を出しているのかな?
ひょっとして貴女にもわからないのかも知れないし、
すでに天に向かって大きく伸びようとする大樹を胸に抱えているのかもしれません・・・
ただ何かを持っているから、貴女はこれからもバスケをすることを選んだのでしょう。
やはりバスケが好きだから・・・。
バスケが好きだから、そのことが今の貴女の「信念」なのだと思います。
3年間の高校での学生生活は、
自分として悩み苦しみ、
仲間と過ごし、
仲間と夢を共有し、
それを達成したいっぱい充実したものだったのでしょうか?
そうであったのであれば幸いです。
今日でこの仲間達とも別れていきますが、
これからは、ここで共に過ごした仲間達を貴女の人生の貴重な財産として、
新しい世界に巣立って下さい。
そこには、また新しい出会いがあり、
喜びがあり、
悲しみがあり、
悔しさがあり、
やめようと思うこともあると思います。
そんなときに忘れないでほしいのは、
仲間達にも相談できない苦しみがあったときには、父と母がいることを思い出して下さい。
父と母は、何があろうと、いつでも貴女の心の支えでありたいと思っています。
ほんとうに卒業おめでとう・・・・
そして、ありがとう。
今回の18歳の卒業は、今までの卒業の中で、
喜びや悔しさや悲しみや怒りや、たくさんの感情が詰まった、
そして多くの出会いがあった3年間であったのではなかったかな?
中学2年生でバスケ県選抜に選ばれて、
仲間達と高校に進み、
共に誓い、共に汗し、共に涙し、共に悔しさを味わい、共に喜び、共に達成し、
すばらしい仲間達と共に貴女はたくましく成長しました。
仲間達と共有した3年間は、良いも悪いも本当に、本当に充実した時間だったと思います。
一方で、貴女が苦しんでいたことを父も、母も知らずにいたことは、
父親として、母親として、すまなかったと思っています。
思い出せば、1年生でU-18トップエンデバ−に入り
全日本候補に選ばれたことは嬉しいこととともに、
それよりもその重圧が貴女には苦しかったこと・・・・いじめられ、あせり、
たった一人、霧につつまれた闇を歩むように、
仲間達もその苦しさはわかりようもなかった、
だから仲間達に話していたとしても、
県から一人だけ全日本候補にえらばれたことで悩むことなど、
贅沢な悩みだと思われるかもしれなかった・・・。
父も、母も、それに気づかず、娘が選ばれたという、
すごさだけに感激し期待してしまいました。「やっぱり、娘の才能はすごいんだ」
ってね・・・。
しかし、16歳の貴女にとって、それは耐えられない重圧だったのだと思います。
そんな心の痛みを抱えながら、
貴女はママの胸で「もうバスケをやめたい・・・」と泣いたこともありました。
そして、貴女の悩みを知り、貴女の苦しみを知ったときに、
父も母も、親として娘の心の痛みに何も気づいてあげられなかった。
そして、親たる自分達の単純さに愕然としました。
本当に、本当にすまなかったね・・・。
でも、貴女は、今、すごくたくましいアスリートに成長しました・・・
その精神的な成長は、貴女の仲間にも打ち明けられない、
自分個人の心の痛みという、苦しみの経験があったことで、
他人の心の痛みも知ることができるようになり、
そのことが成長のひとつの糧(かて)になったことも事実だと思います。
また、貴女は、自分で自分のことを誰よりも知っているのだと思います。
お姉ちゃんとも弟とも違うものを、貴女は心の中に持っているのだと思います。
一言でいえば、大地にしっかりと張った大樹の根のような「信念」・・・でしょうか?
貴女がこれから進もうとしている道は、どこに向かっているのでしょうか?
弟は、夢をはっきりと語ります。
お姉ちゃんは、現実的に、自分の進む道を選び、もがきながらもその道を行こうとしています。
貴女は、どこを目指しているのでしょうか・・・
きっと、貴女の心の中には、大きな根っこをもった大樹が、芽を出しているのかな?
ひょっとして貴女にもわからないのかも知れないし、
すでに天に向かって大きく伸びようとする大樹を胸に抱えているのかもしれません・・・
ただ何かを持っているから、貴女はこれからもバスケをすることを選んだのでしょう。
やはりバスケが好きだから・・・。
バスケが好きだから、そのことが今の貴女の「信念」なのだと思います。
3年間の高校での学生生活は、
自分として悩み苦しみ、
仲間と過ごし、
仲間と夢を共有し、
それを達成したいっぱい充実したものだったのでしょうか?
そうであったのであれば幸いです。
今日でこの仲間達とも別れていきますが、
これからは、ここで共に過ごした仲間達を貴女の人生の貴重な財産として、
新しい世界に巣立って下さい。
そこには、また新しい出会いがあり、
喜びがあり、
悲しみがあり、
悔しさがあり、
やめようと思うこともあると思います。
そんなときに忘れないでほしいのは、
仲間達にも相談できない苦しみがあったときには、父と母がいることを思い出して下さい。
父と母は、何があろうと、いつでも貴女の心の支えでありたいと思っています。
ほんとうに卒業おめでとう・・・・
そして、ありがとう。