天然ウナギの卵発見採取
完全人養殖化への道が開ける。
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天然ウナギの卵、大量採取に成功 東大など世界初 - マリアナ諸島付近で…長年の議論に終止符
東京大学や九州大学、オランダ・ライデン大学などの国際研究チームは10日、天然ウナギの卵を大量採取することに世界で初めて成功したと発表した。
太平洋のグアムから西に200キロメートル以上離れたマリアナ諸島付近で100個を超える卵が見つかり、一部を持ち帰った。世界のだれもが陸揚げできなかった実物を都内に帰港した調査船上で公開した。
ウナギの産卵場所は謎だったが、産卵直後の卵がマリアナ諸島近くに多数あり、長年の議論に終止符を打つ貴重な発見となった。 目の細かい網で天然ウナギの卵を採取した。
海洋研究開発機構の調査船「白鳳丸」が６月28〜29日、マリアナ諸島付近の西マリアナ海嶺南部の水深150〜180メートルの海中で147個を採取した。目の細かい網ですくった。
http://www.asahi.com/eco/images/TKY201107100236.jpg （下部朝日記事より）
ウナギ大好きの私としてはとても嬉しいニュースなので取り上げて見ることにしました。最近ウナギを食べたくても値段が高いので中々口にすることが出来ない。スーパーのウナギ売り場にはシナ・中国からの輸入品と一緒に並べられています。
中国産が６８０円と手ごろですが、日本産だとその倍以上していますので、やっぱり高いなぁ〜と思って手が出せない。今回天然ウナギの卵を大量に採取することに成功したということは、卵から養殖を行なえる可能性が強まったということでしょう。
こうなるとその養殖する規模やその場所もこれまでとはかなり違ってくるのではないか？これまでだと海から河川に遡上してくる幼魚（シラス）を捕獲して育てていましたが、卵からだとかなり捕獲でき大量に養殖が可能になると思います。
海から河川に遡上する所を狙って捕獲していたので、養殖場はその近くが最適な場所とされてきましたが、今度は卵から育てるとなれば海沿いでなくとも内陸部の奥深い場所でも可能となる筈です。山間部の過疎対策として大規模な事業としても推進される可能性もあるようです。
今年は土曜の丑の日は７月２１日となっていますが、わが国ではこの日に暑い時期を乗り切るために栄養価の高いこの鰻（ウナギ）を食べるのが風習となっています。長い食文化ですからこの時にはどうしても中国からの輸入品でないものを食べたかった訳ですが、何とかこれから関係者が努力を重ねてこのウナギの卵からの完全養殖化を実現させて頂きたいものです。
１０年後には中国からのウナギでなくて、日本国民全員がこの完全養殖のウナギを食べれるようになるといいと思いますし、是非そのようになるように願っています。中国で養殖されるウナギはどんな薬品が使われているか分からないので怖くて口に出来ません。
最後に私が子供の頃の話を紹介しておきます。
よくウナギ捕りをやりました。私は海岸線から遠い内陸部で育ちましたので、大きな河川ではなく、本当に小さな田舎の川でウナギを捕りました。
幾つかの方法がありましたが、殆どが仕掛けと言うものです。先ず一つ目はかなり太い釣り針にミミズを刺して川に垂らしておく方法です。このミミズと言うのが私の生まれた地方ではギョロミミズと呼ばれ、子供の頃の小指の太さほどある大きなミミズです。
このミミズを釣り針に刺しておき夜釣りする訳ですが、そんなに多くかかったという記憶はありませんが、それでも一晩で二匹ほど捕った覚えはあります。深夜から朝方まで行ないます。
もう一つは名前は忘れてしまいましたが、「ドジョウど」と呼ばれたドジョウを捕獲する竹で編まれた丸い筒がありましたが、ウナギの場合はそれを大きくしたものです。中に米ぬかやニラやタニシなどを入れておくと、そこにウナギが入って出れなくなってしまうと言うものです。
ところで時代は変わり現在はペットボトルを使ってウナギを捕るそうです。私が育ったような土地ではなく海岸に近いところかも知れませんが、時代の変遷を感じますね。
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