2011-07-11 08:00:00
ryobaloの投稿
よくわかるニュースでお馴染みの池上彰氏について③
テーマ:政治
学術誌・『澪標』編集長の早瀬善彦氏の記事。
池上氏がこんなにも危険人物とは思ってもみませんでした。↓
社会党への強い思い入れ
55年体制とはいわば冷戦下のイデオロギー対立が日本の政界に投射された縮図であった。
すなわち、自・社どちらの政党に親近感を抱くかで、その人間のイデオロギーがはっきりしたのである。
では果たして、池上氏はどちらの立場に立っていたのか。
それは冷戦を終えた今日においても、当時の政治史を描く彼の筆づかいの中から見えてくる。
たとえば、池上氏は自民党に対しては、次のように極めて辛辣な書き方をとる。
「保守の合同にあたって、政策論争はほとんどありませんでした。保守勢力内部の人事をめぐる派閥抗争と妥協ばかりでした」(同書、P109)
一方、社会党に対しては次のように、明らかに興奮と期待感を隠せない様子で語る。
「社会党は、1945年、戦前に労働運動に取り組んでいた多様な活動家が集まって結成された政党です。悲惨な戦争を二度と繰り返したくないという国民の気持ちが、社会党への期待となって表われたのです」(同書、P99)
「『55年体制』に果たした社会党の役割を軽く見ることは、適切ではないでしょう。社会党の人たちには、『戦後の日本の平和を守ってきたのは社会党だ』という自信があるに違いありません」(同書、P115)
まるで社会党員のような記述である。
だが、社会党の実態は果たして、池上氏が語るとおりであっただろうか。
社会党の支持者といえば、総評系を中心とした労働組合員か、社会主義革命を夢見ていたごく一部の国民。
そして自民党の金権政治に反発する人々のみであった。
さらに、社会党の正体とは日本の正常な国家観を阻害し、北朝鮮を賛美し続けてきた反人権政党である。
「平和勢力としての社会党」という池上氏の主張は、社会党自身の宣伝をそのまま垂れ流しているだけにすぎない。
いずれにせよ、先の一節からは、池上氏の社会党への思い入れの強さだけが伝わってくる。
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