9日午後4時半ごろ、東京都台東区のJR上野駅で、停車中の新青森・秋田発東京行き東北新幹線はやて・こまち166号(16両編成)の床下から煙が出ているとして駅員が非常停止ボタンを押した。同列車は運転を取りやめ、乗客約850人が同駅で降りた。けが人はなかった。
JR東日本によると、点検では発煙の跡は見つからず、約1時間後の午後5時半ごろ運転を再開した。このトラブルで東北新幹線は同列車のほか下り1本が運休。上越・長野新幹線にも影響し、上下計41本が最大78分遅れて約2万4600人に影響が出た。【清水憲司】
毎日新聞 2011年7月9日 20時22分